サッカー




あれから、ガルシルドは守兄たちによって警察へ
いつも通りの授業へと戻った

殺せんせー「もう一度聞きます
沙織さんコーチをしてくれますか?」

「いいですよ」

クラス中は歓喜に満ちた
大袈裟な……そんな喜ぶことじゃないでしょ
ああ、私がサッカーの天才だったことを知ったからか

「ですがっ!」

私が大声を上げれば皆はシーンとなる

「わたし、厳しいコーチで業界の中では有名でしたから 覚悟してくださいね?」

私は黒い笑みを浮かべると
皆が青ざめる

殺せんせー「それはいい!それなら勝てそうです!沙織さん、容赦なく指導してください」

これは楽しみが増えた

渚「えっでも…最後に指導したのは何歳?」

「5歳です」

「「え……えええええー!」」

「嘘です。」

何故か、皆ホッとしてる

磯貝「5歳って…確かコーチの資格取れた歳じゃなかったっけ?」

「そうだよ」

「「えええええー!」」

そんな驚くことかな?

「最後は……七歳だった気がします」

カルマ「5歳から7歳で厳しいって有名だったわけ?」

「そうですね…まあ、イナズマジャパンのコーチやってたからだと思います」

「「えええええー!」」

元々、私はFFIに参加していて
一度だけお姉ちゃんをみにいったんだ
守兄たちは、その前から知ってたみたいだけど

「途中で親に辞めさせられまして、参加してる選手しか知りませんが」

殺せんせー「それは、どんな指導するのか楽しみですねぇ」

「期待はしないでください」

中村「試合も出るんだよね?」

「それは無理です
ホントにその日用事が出来ました」

渚「じゃあ、この前無理って言ったのは」

「やりたくなくて付いた嘘です」

倉橋「今は本当なんだよね?」

「はい……家族との約束がありして」

父さんに逢えるのはその日しか無い……
父さんに逢いたい

私を救ってくれた父さんに