姉が愛する人




終業式のあと、悠馬くんはバイト陽くんは女の子とで一人で帰ってた
椚ヶ丘駅につくと改札口である人に会う

?「沙織ちゃん…。」

私を優しく呼ぶこの人は…

「……フィディオさん」

フィディオ「久し振り」

フィディオさんがそう言えば、風が吹いた……。


お姉ちゃんの最愛の人との再開---------。


フィディオさんは私を許してくれますか?
 

フィディオ「そこの喫茶店で話そうか」

そこって……悠馬のバイト先
悠馬が今、働いてるであろう喫茶店に入る

磯貝「いらっしゃいま…せ……」

あっ今、お客さんいないんだ
悠馬くんとは目を合わさず、フィディオさんの後ろを歩く

磯貝「2名様ですね。どうぞ(どういうことだ?)」

それにしても、フィディオさんどうして私に…

席につく

「あのっ、ごめんなさい」

私は勢い良く深く今を下げた
姉がなくなった10年前から一度も会ってなかった

フィディオ「気にしなくていいんだよ?
沙織ちゃんのせいじゃないんだから
ごめんね、沙織ちゃんが辛いとき傍にいれなくて」

「……フィディオさん」

フィディオ「前みたいにお兄ちゃんって呼んでよ」

「でもっ」

フィディオ「ね、沙織」

「はい
それで……お兄ちゃんは私に何のようで」

フィディオ「最近、あるものを見つけたんだ」

そう言って、お兄ちゃんが出したのは古びた封筒だった

「私宛の手紙?それに、この字………」

裏の宛先を見る

「お姉ちゃん」

フィディオ「それを渡したかったんだ
もっと、早くに渡せなくてごめんね」

私は首を横に振る
“そんなことないよ”って

「ありがとうっ…」

お兄ちゃんは、微笑んだ
それをみたあと、封を切る

懐かしい文字がたくさん並んだ便箋を取り出した

直ぐに涙が出てきた