王国クラリネスの森でのある出会い

一人は赤い髪の少女 白雪
一人は国の第二王子 ゼン

互いの手をとり始まった

足音を重ね
道を行く物語


【王城ウィスタル】
ゼンの兄 第一王子イザナの帰還により
城での穏やかな日々は流れを変えた

「白雪
兄上と…何かあったんだろう
教えてくれ 兄上は何をした?」

白雪は答えに困った
イザナ殿下のこと"兄様"と呼べば
___であることがバレてしまうと。

「学ばせてもらっただけ。
私はここにいてはいけないと。」

「……すまん」

「__なんで?」

白雪は答え方を間違えたかと不安になった

「(白雪なら兄上との対面もいい形で終わるんじゃないかと
期待のようなものがあった)

……俺さ 兄上に敵意だけは持てないんだ」

「うん」

ゼンは思わず白雪を自分からはなした

「!?そ それだけか?
俺が退室して嫌なこととか言われたんたろ?!
あの人は容赦がない」

「言われたとして…ゼンに「お兄さんをやっつけて」っていう話でもないでしょう
それに、私だってイザナ殿下を敵意持てない」

「____…あー、しまったな」

「え?」

「思わずほどいたが もう少しさっきの体勢でいてもよかった」

白雪は思わず固まる

「(私は…何をしてしまったんだろ)」

「そうだ白雪
話しておかないといけないことがあるんたが」

ゼンは先程のお茶会を思い出していた