薬室の窓の外は雨が降ってる

「雨あがりますかねーリュウ」

「多分…無効のほう明るいから」

ノックがする

「失礼!」

薬室長ならノックがして直ぐ開けるのになと思いつつ白雪はドアを開ける

「はいっ ど う ぞ…」

思ってもみないお客で思わず戸惑いながら言う

「……初めて見る組み合わせですね」

「いやいや俺と木々嬢は二人仲良く見張り番した事もある仲さ」

「記憶にない
確認したいんだけど…白雪この男がゼンについてるの知ってたって?」

オビが口笛吹きながら横を通りすぎるのを横目で見ながら答える

「あ…完全に言いそびれてました…知ってます」

「主 自分の事棚に上げて怒ってきたよ」

白雪はなんとなく想像がついた

「ゼンがしばらく白雪のところに置いてくれって」

「え?!」

「室長いる?」

白雪は戸惑いながらも室長のところまで案内する

「ふむ ゼン殿下の意向ならこちらは構いません
男手は邪魔になりませんしね」

「宜しく頼みます
じゃあ白雪 白雪の判断で追い返してもいいから ひとまず宜しく」

颯爽と木々は去った

「えっいや き 木々さん!」

「えーっと…あ 自己紹介いる?
オビです偽名もあります 
あとはいろいろ秘密です」

白雪はそれに対し何も言えない

「ゼンの意向…を あなたから聞いてもね…」

「信用ならないよね!」

「はぁ、後で話そう
とりあえず、そこらへん立っといて」

室内で出来る仕事を再開する白雪

「白雪さーん!雨あがってるぜー」

「あ はいー
じゃあロカ園入りましょうかー」

「ロカ園って?城内?」

「そう…だけど一緒に来ても入れないよ」

「え んな狭いわけ?」

「じゃなくて ロカの実の香りのせいでぐらぐらに酔うから中和させる薬がないと作業出来ないの」

「じゃ俺にも頂戴その薬」

「どうしてわざわざ?」

「そんな面倒な仕事から人多い方がいいでしょ
ねぇボス!」

「行っといで行っといで」

「し 室長…!!」

白雪は笑顔なオビを見てため息をついた