白雪はそんなオビに言う

「…ラクスドに連れて行ってほしい」

「うん、そう言ってからのほうが嬉しいのは嬉しいかな……お嬢さんの言うとおりついていくつもりだったけどね

まあ、でも俺がもう行ってきちゃったんだなあこれが
主達気にしてるみたいだし 俺もあの砦には一応世話になったしタンバルンの王子様が来るっての待ってなら遅くなっちゃったけどちょっと様子見にね

団員皆して言付け頼んできたよ
主たちとお嬢さんに
たくさんありすぎて忘れちゃったけどね
で口揃えて"しっかりやります!"ってさ」

「……あ あっさり動いて…」

「俺はそんな深く考えてないって」

「…たしかに野生っぽいもんね」

「野生?」

「____…そっか
私もしっかりやらないと

ありがとうオビ!」

すると遠くから室長の声がする

「あっ…まずい 薬室長呼んで…」

白雪は倒れそうになる、オビが支えたため倒れはしなかったが気を失ってる

「まあ、寝てるだけでしょ」

オビは白雪を背負い戻ろうとする

「あれっ抜け出せたんですか?主」

「おっ…おまえな!妙な書き置き残すな!急いで来てみりゃ姿ないし…」

白雪が静かなことに気付き、オビが背負ってるのを見つける

「………酔いがまわって寝てるのか?」

「まあ半分なんだ事情聞いたんですね」

「ああ お陰様でな……」

そして、3人は仮眠室に移動した
白雪を寝かせ、オビとゼンはお酒を交わす

「白雪がラクスドに行こうとした!?」

「少々遠いんで散歩に終わりましたけどね」

「そうか…気にさせてたんだな……」

「また一緒に行けばいいんじゃないですか?
忙しくしていれば半年なんてすぐでしょ」

ゼンは優しい目をする

「しかし追い返してもいいって言ってあったのに 結局はそうはなはなかったな?オビ お手柄だ」

「いやまあ…お嬢さんは追い返しありしないっぽいですし……」

「そうか?意を通しきるように思えるけどな
無駄にならなくてよかったよ」

ゼンはお酒を飲みながらオビに向かって何かを投げる

「身分証…」

「クラリネス第二王子付き伝令役
おまえの肩書きだ」

「…いいんですか こんなの簡単にくれちゃって」

「簡単なわけあるか 信じるからな俺は
自分の目と味方の目とついでにお前をだ」

ゼンとオビは見つめ合う
少し噛み付きながら

「主 瞳の色綺麗ですね」

「おまえふさげるなよ」

「お嬢さんの護衛役じゃなく王子付き伝令役ってのは?」

「そこが重要だ
当然おまえをその役だけで終わらす気はないがつまり牽制だよ」

「(牽制……なるほど
しかし、王子付き伝令役とは…。)」