
王城ウィスタルの近く
馬に乗りフードを被った美人がいた
空には綺麗な鳥が飛んでいる。
クラリネス王国 王城ウィスタル
「ゼン 客人はもう両者とも中で待ってるぞ」
ゼンのもとに客人がやってきたようだ
「…客人はともかくなんでおまえらが俺より先に到着してる」
「オビに呼ばれてそのまま来ただけだぞ?」
「官舎まで最短経路で呼んで参りました」
キリッとし側近を演じるオビ
「おまえはつくづく廊下と階段を使わんな…」
そういうゼンもよくやる
「さて何やら揉め事らしいがどんな用件か…」
そして、話を聞いた
「事情はわかった
検討し明日改めてこちらの判断を述べるが…今聞いた限りでは領主ブレッカ子爵と領民であるキハル・トグリルどの達との当事者同士の話し合いが妥当と考える」
それを聞いた子爵は、大きな声で笑う
気品がない。
「いや失敬
ゼン殿下私が至らぬことでとんだお手数をおかけしました
これでわかっただろう?トグリル」
キハルは悔しそうな表情で下を見る
「…部屋を用意させている
ゆっくりしていかれるといい」
ゼンは同情の目をキハルに向けた