
そして孝試の説明を始める
「よって考試内容は以下の通り
城より西に直線で約10キロの地点
馬で往復40分を要するココクの見張り台に文書を持たせた鳥を飛ばし
見張り台にいる者がその文書を受け取り署名をした後鈴をつけ城へ帰す
これを確実に25分以内に行うこと
条件を全て満たせば認定とし満たせぬ場合は白紙とする」
誰もが信じれない考試である
「本当にそんな芸当が出来れば画期的だがな…」
「まあ見ていましょうザクラどの」
「鳥使いはキハルどの
補佐として白雪どの
見張り台に監視役として兵士3名を同行させる 以上だ」
「あの鳥か 見たことないなー…」
「___!!赤い髪の娘…」
「おや見るものが増えたか?」
「え?」
「いや」
子爵は白雪をみて笑う
「なるほど!何故急にこんな突拍子のなき話があがったかと思えば
殿下のご友人を味方につけるとは考えたなあトグリル」
「殿下の友人!?」
「まったく小賢しいことだ」
「それとこれとは」
「ブレッカ子爵
今はクラリネスにとって有益か否かの提案をしている
貴殿にも国の諸侯のお一人として見定めてもらいたい」
「……では殿下
私もココクの見張り台に同行させて頂きたい
疑うわけではありませんが…娘らに不正があっては殿下の面目が立ちますまい」
ゼンは白雪をみる
すると白雪は笑顔であった
「ではブレッカどの 白雪どの 兵3名はココクに移動!
4時にこの場から鳥を飛ばし開始とする!」
「馬鹿か?あの子爵は
君らも子爵の発言はいちいち殿下への侮辱にあたると言ってやればよいものを」
「いえ この考試が無事に終わるまでは穏便にと思いまして」
ミツヒデは切れながらもそう言った