
そして、白雪たちは見張り台についた
「白雪どの 少々狭いですが上の待機部屋で待ちましょう
屋上は風が強いので子爵は我々と下でお待ち下さい」
子爵は悪い顔をしながら了承した
「まだそれらしい鳥の姿は見えませんがそろそろ表へ出ていましょうか」
「そうですね」
扉を開けた時、子爵がきていた
「私も見晴らしがいい方がいいのでね」
白雪は子爵を警戒する
「白雪どの 私と取り引きをしよう」
白雪は作り笑いをし、聞き返す
「ははは!いや君の事は噂でちらとね 城の…何かの見習いだって?
せっかく王子の友人だというのにろくな身分もない立場で何かとやりにくかろう?
たとえば名家が集う夜会にめ舞踏会にめ出られぬし当然差がつく
ゼン殿下だっていつまでも相手にはしておけまいよ
だから私が私の友人も含めて裏で君を支持してあげよう
その代わりこの考試を白紙にしたい
トグリルの鳥はここへは来なかったと…」
白雪は子爵の言葉を重ね
「鳥は来ます!」
と断言した
「なっ…__断るとでも言うつもりか!?」
「当たり前です!白紙になんてしてどうするんですか!」
「……っ どうもこうもないわ!」
子爵は白雪が付けている鈴を無理やり取った
「痛っ!!」
そして鈴を湖に放りなげた
そのまま白雪は見張り台の中に閉じ込められた
「時間までこの中で待っていろ!」