
城では…。
「不正を懸念されたとはいえ子爵が同行を願い出た時ゼン殿下は却下されるかと思いましたがよく許されたものです」
ザクラがイザナに報告していた
「よくとは?」
「まあなんと申しますか
いかにもたの子爵は…ゼン殿下のご友人だというあの娘を己の為に利用しそうな者に思えましたので」
「兵達とあの娘を信頼して任せただけの話だと思うぞ
__ただ守りたい者をどう守れるのか
あれはまだ決められていないだろうな」
「それは…相手が自分にとってどういう者なのかわかりかねておられるからでは?
それがわかれば守り方はおのずと決まってくるものです」
「ほう なるほどな
ところで考試の結果は?」
「成功です……只、やはりトラブルはあったようで補佐役のあの娘は怪我をしたようです
怪我の所載はわかりませんが」
「怪我?」
イザナは目が曇る