
星影の門に繋ぐ廊下
ゼンと木々がこちらに向かっていた
「タンバルン滞在と行き帰りの行程で不在はひと月…」
「帰りはどこかまで迎えに行けるようはからおうか?」
木々は良く出来た側近である
「その前に行きで少しもめるかもしれん」
「何に」
「白雪にクラリネスとタンバルンの関係性やクラリネスの経済について行きの道中で教えると兄上が言ってたんだがその教師がな…」
「お ゼン木々おはよう」
「ミツヒデ!オビはどうした
おまえ昨夜指導してたろ」
「ああ 先に馬車の方に言ったよ」
「何っ」
その頃、馬車の側では
白雪が驚きで固まっていた
「…私が同行する事に何か言いたいことがある顔だな娘」
「い、いえ!そんなことは!」
「お嬢さんどうかし…たっ…」
「!!お前!」
「(げえっ)これは失礼致しましたハルカ侯爵どのお久しぶりです」
ハルカ侯爵を見たオビは声色を変える
「…ゼン殿下の伝令役をしているそうだな」
「は ご存知で…」
「殿下から聞いている
タンバルンへは殿下の側近が一人付くそうだが…まさかお前か」
「そうですが」
空気にヒビが入る
何せ、元標的で雇われ刺客でオビの雇い主である
((兄様・アニキの仕業か…!))
「ああ揃ってるな
白雪 オビ ハルカ候 見送りに来たぞ」
「ゼン殿下!少々お時間よろしいか」
「よろしいが?」
ハルカ候はゼンにグチグチ話す
「侯爵も国境近くまで同行して下さるそうです」
「げっそうなの!?じゃ8日間くらいは一緒って事!?」
2人は落ち込んでいた