
ハルカ候と別れる前夜
白雪はオビと共に夜食を楽しんでた
「上手く言ったね」
「ん?」
「マナーの話し」
「あー、ホントのことじゃない
普通なら教育係が仕込ませるんだろうけど、母様のこだわりで全部母様に教わったからね」
この辺りからハルカ候が聞いていた
こんな時に何故夜食をやっているのか怒ろうと思ったが聞いたほうがいいと本能がそう判断したのだろう
「妃さまか…ほんと惜しかった
あっ…ごめん」
「平気…もうだいぶ前だし
まあでも母様がいたら反対されたかもね 国を出て学びに出ること」
白雪の母は、病気で白雪が8歳の頃天国へと旅たった
「逆じゃない?…妃さまなら喜んで送り出したと思うよ 俺は
兄殿下は超シスコンだったから、反対したでしょ」
「そうね…ヒロ兄様はそうかも」
ヒロ…白雪の5つ上で不運な事故により天国へと旅立った
したがって、白雪は次期国王である
そう、白雪は王女である。
「陛下との約束まで後4年」
「ええ…ゼンには申し訳ないけどね」
「恋愛面で?」
「違うわよ…隠してること」
「苦しいよね…」
「うん…それにしてもいつでも振る準備は出来てるんだけど何も言ってこない」
「…主………さあ、ユキそろそろ明日に備えよう」
「うん…」
食器を片付けて扉に向かうと2人は立ち止まった
「「ハルカ候爵」」
ハルカ候は気まずそうに視線を外した