
ゼンとイザナの久しぶりの会話
「やあ 弟」
「お久しぶりです 兄上」
ゼンに目を向けたイザナは、ミツヒデと木々が見えた
「ミツヒデと木々も一緒か
相変わらず仲がいいんだな」
何でそれを言うのかわからないゼンは
「………お陰様で
何故ご帰還を俺に隠すんです」
「いつ気が付くかなあと思って
_______お前がどの位城の事に目を向けているか知りたくてね
元気そうじゃないか 安心したよ」
「兄上もお変わり無いようで何よりです」
その頃、白雪はリュウと共に薬草園で仕事をしていた
「白雪どの!殿下がお呼びです
急いでお戻りください」
「あ はい 今 …」
ゼンはそのまま来そうなんだけど、と思いつつリュウに一言伝えた
「…それも着替えを用意していますので」
「着替え?」
そして着替えた白雪はソファに腰を掛けた
するとすぐ側から声が聞こえてきた
「ラクスドまで行っていたんだって?ゼン」
「…はい」
「(ゼンと…この声は兄様?
何故2人が…)」
「報告書を俺も見たよ
砦の隊員達が賊の仕業で倒れたって
身動きもとれず大変だったそうじゃないか
お前たちと城の薬剤師と
もう一人従者がいたとあったが…連れてこなかったんだな
さては仲が悪いのか」
「その者は…まあ…新参ですので」
「頬に傷のある男か?」
「(あったっけ?
あっ……ゼンは第二王子
ってことは2人は兄弟?!)」
「不逞の輩かと思ったがお前のだったか」
「(ゼッタイわざとでしょう!兄様!)」
「で?砦の隊員達への処分が報告されていないようだが?」
「処分はしていません」
「何故」
「彼らには周辺地域を見回り守る任務があります
今回の件ではすでに何日もの間、砦から動けずその勤めを果たせていなかった
これ以上復帰を遅らせるわけにはいきません」
「ではゼン
お前の管轄からラクスドを先半年外すことにしようか」
「(相変わらず厳しいこと)」
「賊の仕業でだったとしても砦の体制に過失はある
隊員達をお咎めなしとするなら
お前が処罰を受けろ」
「(兵達がより責任を感じる処分か)」
「(ゼンには相当堪えるな…)」
「___お前は自分には甘いから
今回の様な事で彼らを責めるのが嫌なんだろう?」
ゼンは図星だった
「わかりました」
「よし では次だ
待たせたね」
白雪はカーテンの側まで言って立ち聞きしていた
そして、イザナの口調に顔をしかめる
「白雪!?」
ゼンたちは驚きを隠せない
「ゼン お前たちは下がっていい
忙しいのだろう?」
「……!兄上…
_____…ではそうします」
ゼンは白雪の傍にいく
「またな 白雪」
そしてカーテンを広げ、白雪に近づく
「(何するき?)」
「俺は会いに行くからな」
白雪は何も反応できない
「失礼致します 兄上
行くぞ」
ゼンたちは退室した