そして、またしても2人っきりになった白雪とイザナ

「白雪と呼んでも?」

「はい。……って何を」

「一応聞いておこうとかと」

「そうですか…ゼンのお兄さん…ですよね?」

「その呼ばれ方は新鮮だな…
やはり気付いてなかったか…ククク

ああ、そうだ
"白雪"あなたに頼みたいことがある こちらへ」

「(白雪を主張した…)」

「これから客人に会うことになっていてね
そこに立ち会ってくれ
これに客人の名と入退室の時刻を書く
その仕事をあなたにお願いする

"____"にもいい経験にはなるのではないか?

あなたの知らない者達だろうが
おそらく向こうからあなたに名乗る」

「わかりました。ありがとうございます」

そして、客がやってきた

「お久しぶりです イザナ殿下
ご挨拶に伺うのが遅れて申し訳ありません」

「ご帰還されて間もないお忙しいところ
お時間を頂き有難うございます」

「いや留守中ご苦労だった ザクラどの
アサナギどのも
来訪を楽しみにしていたよ」

「それは嬉しい限りです
私も 殿下はいつお戻りになるかと気になっておりましたので」

「思ったより留守が長引いてね
久しぶりにくつろぎたいところだが」

話しが終わらない
そこでアサナギが、白雪に気づく

「…これは…驚きました
殿下あの者は…随分と目を引く風貌ですがこちらの使用人で?」

「ああ いや
今日は少々訳あってあそこに座っているのだが

彼女はゼンの友人でね お気に入りなんだそうだ」

「白雪と申します。宮廷薬剤師をやらせてもらってます」

「薬剤師…?では他に何か特別な__いや これは愚問ですな
優れた方に決まっている

私はザクラ・シドノト以後見知りおきを」

「私はスイ家のアサナギと申します
ゼン殿下とのご友人とは驚きました
お会い出来て光栄です」

そして、2人は退室した

「さあ 彼らの名を
しっかりペンを持って

…ゼンのお気に入り か
自分で紹介していておかしな感じだったな
王族であるゼンが友人を持ち城に置く
これを聞く者はやはり興味を持つようだ

俺も楽しみだ」

「…人の目にも明らかなものがあるかどうか
私には答えられません

アップルパイはいつお持ちしたらよろしいですか?」


「…明後日」

「わかりました。では失礼します」

白雪はそう言い退室した

そして、イザナの元に

「あの白雪という娘ですが…」

「ああ 今帰したよ」

「それがひとつわかった事がありまして____」

「タンバルン ラジ王子の愛妾候補?

目立ちたがりの好色な人物と聞く
さぞ未練がおありなのだろうな

ちょうどいい この城へ招待しようか

("_____"を愛妾にしようとするとは許せんな)」


ラジ王子…来ないほうがいいですよ