そして、紅茶を女中が用意してくれた

「下がって良い」

「失礼致します」

「白雪どの……」

「はい」

「何故来た……」

思わなかった言葉で白雪とオビは驚く

「あなたがお呼びになられたのですよラジ王子」

「わわわわかっている!!だがゼ…いや」

「…ラジ王子…先程までと様子が…」

「他の者達の前で君に会うのにあれ以上どうしろというのだ……」

「夜会に招待して頂いたと聞いています
ですから、何故来たとは」

「そうだ礼をしようと思い呼んだのだ
クラリネスの城で君に…世話になったという気になった
何故かはよくわからん」

「そうなのです 
ですからそんなに気になるのでしたら白雪どのを招いて何かお礼をされたらいかがかと私が申し上げたのです
それでもラジ王子は煮え切らない返事ばかりなさるので私共が気を利かせてみたというわけです」

「は はあ」

「煮え切らんとは何だ!!
私は考えているところだったのだ!」

ラジの側近はオビを見る
その目は冷たい

「ところでその者は初めて見るが」

「はい クラリネスから共に参りました」

「お初にお目にかかります王子
この度我が主ゼン殿下より白雪どのの道中護衛役兼付き人を任されております
オビと申します」

オビは声の調子まで変えてる
ラジはむせる

「……白雪どの
ゼンどのは…今回の召致に何か言っておられたか私に伝言など……」

「いえ特に」

「そ そうか」

「そうですラジ王子 白雪どのの滞在中は出来る限り一緒におられては?」

「なっ!?」

ラジにその気はなかったようだ

「何を驚いておられるのです
あなたがお呼びしたのですから あなたがもてなさなければ」

ラジは白雪を見るが、0.2秒でそらす

「…何故 何も言わないのだ
君にとっていい話かこれは」

「わかりません 私はラジ王子と長く一緒にいた事がありませんので
ですが二度とない機会だと思います」

「…そうだが?」

「ではラジ王子一緒にいてみませんか」