
バルコニーにて
白雪、ラジ、オビがいた
「はーー…か 風が気持ちいいですね
ラジ王子」
「うむ…」
オビは苦笑いである
それもそうだろう、さっきまで無言だったのだから
「白雪どの…せっかく来たのだ
部屋にいるよりこのまま城内を案内しようかと思うのだが」
「え?ラジ王子がですか?はいぜひ!」
「ではちょっと待っていたまえ」
ラジは部屋の中へと戻っていった
「苦戦してますねお嬢さん」
オビは何だか楽しそうである
「うん………そうだね…
でも室内にいるより城内動いてる方がいいかも」
「俺としては城下に行きたいねえ
下町の酒場とかさ」
「あー、私お気に入りの酒場があるんだよね」
「え?何それ」
「ふふ…オビが仕事でいないときにいつもコソッと」
オビは大きなため息をついた
「俺は何のためにユキに付いてきてると思ってんのさ」
「私が寂しくないように」
オビは無言で真顔に
「今夜、覚悟するように」
「は、はい」
そして、ラジが戻ってきた