先程、出番が終わったゼンのもとにオビがやってくる

「かっこよかったですよ 主!」

オビが一番に口にしたのは褒め言葉だったのだが

「おまえに褒められてもな」

衛兵の格好をしたゼンはあまり嬉しそうではない
きっと、白雪に褒めてもらいたいのだろう

「あーあー、なんでもう衛兵服になってるんですか勿体ない……
お嬢さんも一緒に見てましたよ
仕事に戻りましたけど」

「白雪も見ていたのか、何か言ってたか?」

「あ…オビさん」

ゼンは白雪の反応を知りたかったがタイミング悪くリュウがきた

「ん?リュウ坊」

「ちょうどよかった…白雪さん見てない?」

「お嬢さん?
ちょっと待っててね、探してくるよ」

オビは素早く木に登り移動する
そして白雪と共にリュウのもとへ走って戻ってきた

「リュウ!何かありましたか?」

「外から来てる劇団の中で怪我人が出たって白雪さんも来て」

「!はい!」

「ちょうど今演ってる劇団らしいけど
大丈夫なのかね舞台」