パンプスでも余裕で走れる程、勤務になれた
10cmまでは余裕である、それ以上は試したことはないが
警視庁に入り、この時間は混雑するエレベーターを私は乗らない
7階まで階段で向かう
体力のためでもある
私のデスクには書類が積まれてるが、なぜ?今日の分はわかる、わかるが、
「何でこんなに多い?」
私は1日で朝にある仕事を全て終わらせるため、帰るときには書類がデスクの上にない
「降谷さんが置いて行かれました」
「あいつ…」
潜入捜査してないぶん、デスク仕事は多いのにさらに押し付けやがって
位は私のほうが上だっていうのに
「ははは、手伝ってやろうか?小川」
「諸伏、おはよ
いやいいよ 降谷に言わせてみれば
どうせ私は暇ですよ」
降谷よりも私のほうが忙しいってことあいつに教えてやりたい
諸伏は、潜入捜査してたものの
ノックだとばれた
経緯は後ほどとして、私はそれを救った
「やりますか」
それから4時間、とくにトラブルもなく書類仕事に集中できた
ランチタイムに、私は警察庁近くのカフェに毎日むかう
窓際の席に座り1時間ここで休憩する
有無を言わせないのは仕事を半分終えてるからである
降谷が通るといつも睨んでくる
彼とは、あまり仲良くない
「いらっしゃいませ」
「あ、こんにちは
本日、面接させて頂く赤羽紘です。」
「お待ちしておりました、そちらの壁側の席にお座りください」
私はたまたま、面接の様子をみることになった
面接が始まるまでに、相手側に向け履歴書を置いている
面接担当者が来ると、一度席を立つ
中々いいじゃない?
「帝丹高等学校2年生なんだね、シフトはどんな感じで入れる?」
「はい、平日は夕方6時から
土日は1日入ることが出来ます」
「部活はやってる?」
「いいえ、していません」
部活してないんだ…
「バイト代は何に使うの?」
「…母に、9年会っていない母に再会したとき美味しいディナーに連れていきたいからです。」
え…私は静かに涙を流した
「それに、社会経験を積んでおきたいと思ったからです」
「お母さん、9年も帰ってきてないんだね…あーごめんね、プライベートのこと」
「単身赴任で遠くに行っていまして」
「そっか…勤務条件もいい感じだし好青年だし…合格」
「ありがとうございます!!」
ここに通えばこの子に会えるんだ
「あっ、そうだ
そこに座ってるお客さん、常連さんだから挨拶しておこう」
私のことだ、急いで涙をふく
「小川さん、聞こえてたと思うけど新しいバイト君」
「赤羽紘です!よろしくお願いします」
「マスター、私に挨拶しなくてもいいのに…
赤羽くん、頑張ってね」
「ありがとうございます!」
密かに私はこの子を応援する