VS海常高校
殴りかかりそうな勢いだったのだろう
「おい!櫻!!」
日向先輩が止にかかる
別に殴るつもりはないから安心してよ
「お前らに黄瀬の何がわかる」
今までにない低い声だったろう
「…みづきっち?」
「お前らは何かに汗水垂らして熱中したことあるんかよ!
熱中して、プレッシャーかけられて!負けられない恐怖と戦ったことあるのか!!」
「なんだよ…そんなことどうでもいいだろ」
「そうだ、他校なんだから黙っとけよ」
こいつらはもう何もわからないだろう…
だったら、
私は黄瀬の元に駆け込んだ
「アホ」
「なんスか……ほっといてくださいっス」
「何が初めて負けただよ…
負けて涙するぐらいなら、努力するのを辞めるな
1人で戦うからだろ!
一生懸命なことに悪いことなんてない!
一生懸命が一番格好いい!」
私は黄瀬の胸ぐらをつかんだ
「二度と一生懸命な人を侮辱するな!
努力を辞めるな!!
あんたには海常の先輩たちがついてるんでしょーが!!
本来のバスケを叩き込まれろ!
負けを恥じるな!!
先輩を敬え!アホ!」
私はそっとはなした
海常の先輩たちにお辞儀をし、目をふいた
黄瀬は片足だけたて、呆然としていた
「よく言い切りましたね、みづきさん」
「失敗したかな?」
テツ君は微笑んだ
「お前、怖えよ」
「あら、火神君が私の逆鱗に触れなければ関係ないことよ」
私は笠松主将が黄瀬に蹴りを入れているのをみて安心した
もう大丈夫だろう
黄瀬はかわる
「次はかなり強敵そうだね、テツ君」
「はい…そうですね」