インターハイ予選開幕

「新協学園…実力的には、そこまでの学校ですが今年厄介な選手が入ったとこですね」

「ええ、そうなの
パパ・ンバイ・シキ 身長200cm 体重87kg セネガル人留学生ね」

リコ先輩のその言葉に全員が顎か外れそうなほど驚く。

「200cm!アリなの!?」

「てか、セネガルってドコ!?」

「デカイだけじゃん。」

「(ボクが知っている人よりかは小さいですね…)」

動揺する1年の中でも堂々としているテツくんと火神君に関心する

「んで、このパパ・ンバイ……何?」

隣の伊月に聞く日向

「パパ・ン……」

言いづらそうな部員をみて

「ねえ、テツくん。」

「ですね…」

「「“お父さん”って呼びますか」」

私たちのアイデアに全員が吹き出す。

「えっと、だからこの“お父さん”を…」

説明しようとするが、全員ツボに入ってしまったようで笑いをこらえてるが抑えきれてない。

「笑いこらえて聞け!!」

怒るリコ先輩だが、少し笑いを堪えてる

「特徴は背だけじゃなくて手足もとにかく“高い”の一言に尽きます。

戦力アップに外国人選手を留学生として入れる学校は増加してます。
たった1人の外国人選手の加入で完全に別物のチームになることもありますが…

今回は“お父さん”に依存しているパターンです。
ですが、このチームなら負けることはないと信じています」

「うんうん、みづきの言う通り!
これから、火神君と黒子君は別メニューをこなしてもらうわよ!
予選本番は5月16日、それまで弱音は吐けないわよ!!!」

「「おぅ!!」」

その日の放課後、片付けが終わり帰ろうとしていたときに私の携帯がなった

相手は“中二半”

テツくんと火神くんと帰ろうとしていたけど

「ごめん、電話だから先帰ってて」

「ですが、夜に女性1人が歩くのは心配です」

「家近いから大丈夫」

どちらも譲らないあいだに電話はきれた
家帰ってから掛けなおそう
3人で並んで帰った

父は海外転勤となり、母もバリバリのキャリアウーマンで出張が多く家にいないことが多いため誠凛高校の近くのマンションに住んでいる

2人とはわかれ、誰もいない家につく
玄関で靴をぬぐと、電話をかけた

「出れなくてごめん、カルマ」

「んー、別にー。
薫さん今日出張行ったんでしょ?」

薫(かおる)は私の母の名前

「そうだけど」

「今日行っていいかなと思って」

カルマの親も家にいないことが多い
けど、決して寂しいって思う性格じゃないし私が怖がりなのを知っていつも1人のときは電話かきてくれる

「いいけど」

私は素直じゃなくて、嬉しいのにその気持ちを出せない

「もう最寄りにはついてるから、すぐ行くねー」

私が断るなんて思ってないんだろうな…
私はウキウキとふたり分の夕飯を作り始める