インターハイ予選開幕

試合開始直前

「え?黒子君、先発?」

「お願いします。」

リコ先輩にスターターメンバーに入れてもらえるように願い出るテツくん

「んー、初っ端からかますのも嫌いじゃないしいいわよ!」

「ですが、いきなり切り札を見せることになりますよ
練習試合ではなくインターハイをかけた予選ですし」

「ええ、だから中途半端じゃ逆効果になる!
第1Qで最低10点差はつけること!」

「わかりました、ありがとうございます。」

数分たち試合開始。
テツくんがスターターであることに驚く谷村選手とお父さん

「(…もしかして、試合の度に黒子驚かれるんかよ。
めんどくせーからあらかじめ次から言っておこう。)」

ジャンプボールは火神君とお父さん

「な!?」

初めて火神君が高さで負けた
最初のボールは新協でスタート。

ボールはすぐにお父さんに移りジャンプシュートで先制点を決める。

「(ノーフェイクでジャンプシュート!?ナメやがって…!!)」

「明らかに火神君のことを下に見てますね」

コートにいる選手達はお父さんの高さと手足の長さに苦戦を強いられる。
そんな中、谷村選手が日向先輩に話しかける

「誠凛さんって、スポ根系?」

「は?」

「いるんだよねー。『助っ人に外国人選手ずるい』みたいな?
別にルール違反とかしてねーし、強い奴呼んで何が悪いの?

楽だぜーアイツにボール回してりゃ勝手に点入ってくし。
楽して勝つのがそんなに嫌かね?どう?」

「ハハッ…楽かどーかは知らねーけど、
そのポリシーなら逆に文句言うなよ?

とんでもねー奴らはウチにもいるし、呼んでねーけどな。」

これまでの新協のプレイスタイルを見てお父さんに対する依存型と再確認した
少しずつリコ先輩が火神君に行った特訓の成果が現れ始める。

お父さんの放ったシュートの決定率が大きく下がり始めた

「(急に精度が…これは!)」

谷村選手も原因を見つけようで

「簡単に入るわけないわ。
何てったって火神君がお父さんに自分のプレイをさせてないんだもの。」

「自分のプレイを?」

その発言に首を傾げる降旗。
それにリコ先輩が答える。

「高さだったら今の火神君には届かないから、
あれから水戸部君と自分より大きい相手を封じる方法を覚えて練習してもらったのよ。」

「シュートはブロックだけじゃなくて
決めさせないようにする方法だってある

やりたい事をさせない、行きたいところへ生かせない。
そうやって相手の苦手な姿勢に追い込んでプレッシャーをかけて楽にシュートさせない。
これなら今は届かない火神君でも防げる」

そこから更に決定率は下がり
誠凛が点を重ねる