インターハイ予選開幕

お父さんはシュートが決まらないことに腹を立ててきた

「ナんだヨ、モウ!!むカつく!!」

「くさるなよ、切り替えろDF。
まだブロックされてるわけじゃないんだ。」

しかし腹を立ててるのはお父さんだけではない…

「(こっちだってストレス貯まんだよこのやり方!!
やっぱもっとスカッと倒してぇ!!)」

「火神ー、落ち着けーって水戸部が!!」

水戸部先輩の思っていることを小金井先輩が代弁して伝える。
その後、お父さんに向かい火神君が叫ぶ。

「おい、2つ言っておく!!
1つはこの試合中に絶対オマエのシュートを叩き落とす!
もう1つは、黒子(子供)も結構やばいかもよ?」

「そんナの…ないジャん。
デギるわけ子供がいルチームなんかニ。」

「…火神君。子供で話を進めるのやめてください」

それから、伊月先輩からのパスをテツくんが曲げ火神君へボールが渡る。

「え!?(パスが曲がッた!?)」

急に目の前で起こった不可思議な出来事に目を見開く新協
テツくんと火神君の連携での活躍で第1Qは15点差をつけて終了。

盛り上がる1年生たちだが、大変なのはここから。

「黒子君は交代よ!
攻撃力が落ちる中盤の間点差を縮めさせないのよ!」

リコ先輩の指示に無言で頷く2年生と火神君。
第2Qが開始され、更にお父さんの高さが上がる。

「もうホンキ!負ケなイ!!」

「ハッ、そう来なくちゃなテンション上がるぜ!!」

第2・3Qは火神君のDFにより新協の追加点を抑える。
更に、火神君の跳躍力が以前の海常戦に比べ上がってきているのだ。

第3Q終了間近、リコ先輩がテツくんに尋ねる

「黒子君。ラスト行ける?」

「むしろ結構前から行けましたけど…」

「ゴメンね、じゃあGo!」

第4Q開始とともにテツくんを出す。

「くそっ、また出てきやがった。
どーなってんだあのパス!?」

テツくんのパスに対応しきれない新協に対し誠凛は攻撃の手は緩めない。
ボールはお父さんに渡り、シュートの姿勢に

「ヤダ!絶対負けルのヤダ!!」

「“キセキの世代”にガッカリとか言ってたけど調子こきすぎだ。」

火神君が思い出すのは以前戦った黄瀬の姿。

「アイツ(黄瀬)の方が断然強ぇーわ!!」

今日1番高く飛び、お父さんのシュートを叩き落とす。
それと同時に終了のホイッスルが鳴る。

試合終了、スコアは79-67で私たちの勝ちだ