インターハイ予選開幕
セネ.ガル人留学生 パパ・ンバイ・シキ(お父さん)に苦戦するかと思いきや予想を超える速さで成長する火神が圧倒し勝利。
2回戦では実慈高校
ここでも火神が40得点と爆発。
さらに2年生の活躍により118-15と圧勝。
3回戦は金賀高校
昨年東京都ベスト16。
攻守ともにバランスのとれた強豪、だが海常よりかは劣りこちらも勝利。
4回戦明常学院を相手に
スコア108-41で圧倒的な勝利を収めた
4回戦の試合後、観客席に戻ろうとした刹那
大いに会場が盛り上がる。
「来たぞ!今年は特にスゲーってよ東京都三大王者の一角。
東の王者 秀徳高校!」
貫禄溢れるその姿に息を呑む誠凛の2年生たち。
1年の火神君とテツくんを除いた3人は怯えていた
「ちょっと、1年同士挨拶行ってくるっすわ。」
「え、」
秀徳の団体に入り込む火神君を追いかけてテツくんが続いたので私もついていくことに。
「ちょっと、みづき!」
リコ先輩に止められるが振り返り微笑んだ
そこで火神くんが話しかけたのは
「よぅ、オマエが緑間真太郎だろ?」
緑間だ
「…そうだがオマエは誰なのだよ?」
緑間の背後では笑ってる黒髪と印象的な前髪の高尾和成
「(真ちゃん、知ってるくせに何のプライドだよ…)」
その後すぐにテツくんが火神君の元へ合流する
私は一歩下がったところでとまる
「久しぶりだな、黒子」
「そうですね、緑間君」
「何々?どうしたの真ちゃん??」
緑間の背後から現れる高尾。
緑間は火神の事をじっくりと見る。
「(この垢褐色が黒子と同じジャージを着ているということは、新しい光か。)」
すると火神君は緑間に右手を差し出す。
握手と思い右手出した瞬間、ペンを取り緑間の右手に『せいりん 10番 火神大我』と書き残す。
「!?」
そのことに驚く緑間。
私は走り出し火神君の腕をとる
「何してる!」
「普通に名乗ってもいかにも『覚えない』とか言いそうなツラしてるから。
先輩たちのリベンジの相手にはキッチリ覚えてもらわねーと。」
「フン、リベンジとは随分無謀なことを言うのだよ。」
「は?」
意外と気にしないのか、じゃあいいけど
緑間の代わりに説明するは高尾和成
「先輩から何も聞いてねーの?
そちらさん、去年決勝リーグで三大王者にトリプルスコアでズタズタにされたんたぜ?」
後ろをみると気まずそうな表情の2年生
あそこまで声届いてるのか
「息巻くのは勝手だが、彼我の差は圧倒的なのだよ。
仮に決勝で当たっても歴史は繰り返されるだけだ。」
「過去の結果で出来るのは予想までです。
勝負はやってみないとわからないと思います」
テツくんの反論に顔をしかめる緑間
「やはり、黒子オマエは気に食わん。
何を考えているかわからん目が特にな。
言いたいことは山ほどあるがここで言っても虚しいだけだ、まずは決勝まで上がって来い。」
既に火花を散らす2人。
「いやー、言うね。君でしょ真ちゃんと同中っしょ?
アイツ、ツンデレだから!
本当は超注目してんだぜ?」
「いつも適当なこと言う「知ってますよ」櫻」
「ふーん、君かわいいね、誰?」
「火神くんみたく私は覚えてもらわなくて結構
2人とも戻ろう」
「黒子、覚えておけオマエの考えがどれだけ甘ったるいか教えてやろう。」
「望むところです。」
それから、私たちは観客席へ移動する。
一方、試合前の秀徳高校は…
「キャプテン、やはり今日はスタートから出してください。」
「は?占いが悪いとかで出たくねーとか言ってたじゃねーか。」
そう答えるのは秀徳高校 主将 大坪泰介
「あれだろ?真ちゃん旧友に会ってテンション上がっちゃったんだろ?」
「いつもその的外れな勘ぐりはよせ。
ちょっとシュートタッチを確かめたくなっただけだ。」
「いーけど、監督から許されてるオマエのワガママは1日3回までだからな!
あと2回言ったらキレっからな。
まぁ、いつも通りのシュートを決めりゃ文句はねーが、
うらないなんてクソの言い訳にもなんねーからな。」
「落ちるわけがない、今日はクマのぬいぐるみで補正されているのだから。」
その頃、秀徳の試合をみている私たちは
「さすがは東の王者って言われるだけはあるわね。
第2Q残り4分でもう30点差…。」
圧倒的な力を見せつける秀徳。
去年だけでも、大坪を中心とする現3年生が中の攻撃を主にしていたが、
今年は“キセキの世代”緑間真太郎の加入で外の攻撃力も格段に上がる。
「…今んとこ5本、緑間は随分と調子良いみたいだな。」
「そうなんですか?」
そう言った火神君に不思議がるテツくん。
「いや、知らねーよ!オマエの方が知ってんだろ!!」
「彼が3Pシュート外すところ…見たことありません。」
その言葉に目を丸くする火神君
「おそらく、緑間君がフォームを崩さない限り100%決まります。」
「まじかよ…。」
緑間のシュートは高い起動を天井に描きゴールにかすることなく突き刺さる。
着弾までの時間が以上に長いため精神的にも追い詰められる。