VS秀徳高校

noside

控え室に戻った緑間だがすぐに外へ出た。

「くよくよしてる暇ないぞ。今日の敗戦をバネにして強くなれ。負けて悔しい者などいない」

「…何も感じないはずはないか。」

目を真っ赤にしながら高尾はその背中を見ていた。

外は土砂降りの雨、緑間は泣いているのかもわからないくらい濡れている。

そんな中急に鳴り出す緑間のケータイ
画面には『桃井さつき』

「なんなのだよ…」

電話の奥は明るい声

「あー、ミドリンひっさしぶりー!どーだった試合!?勝ったー?負けたー?
あとこっちはー…」

さらに話を続けようとした桃井に対し苛立ちを覚え通話終了のボタンを押す。

再びケータイは鳴り出し、画面には『青峰大輝』渋々出ると…

「んだよ、暗ーなぁ。さては負けたか」

「…青峰か。そうだせいぜい決勝リーグでは気をつけるのだよ。」

火神を黒子の今の相棒(光)とするなら、青峰大輝は“キセキの世代”のかつての黒子の相棒(光)

「オレを倒せる奴なんざ、オレしかいねーよ。」

「相変わらずだな…青峰わかっているのか?
つまりは黒子と戦うのだよ?」

「…緑間、何か勘違いしてるぞ。昔がどうでも関係ねぇだろ、今は敵だ。」

その言葉を最後に電話は切れる。

敗北感というのか、酷い胸の痛みにその場にしゃがみこむ緑間。

そこに1つの傘が目に入る
顔をあげれば…

「お前までなんなのだよ」

「風邪ひく」

緑間はみづきに差し出された傘を受け取る

「…笑いにきたのか」

「なわけない」

「お前も何故誠凛なのだよ」

「んー?…さぁ
お前もって…テツくん?
何やかんやテツくんのこと認めてるんだ」

それに対し何も返ってこない

「負けて悔しいか」

「当たり前なのだよ」

「そう、安心した」

それだけ言い緑間の元を離れるみづき
みづきの携帯が鳴る

「はい」

『近くにお好み焼き屋があったからそこに来なさい』

「わかりました」

相手は『相田リコ』
先に帰路についたチームメンバーだが、ご飯を食べることにしたようだ

そして一通きていたメールにみづきは微笑み携帯を閉じた

『おめでとう カルマ』