桃井さつき

そして、翌日の土曜日
誠凛高校バスケ部名物「プール練」

「ストレッチはいつも以上に入念にねー!
まずはスクワットから!」

リコ先輩は首からかけたホイッスルを吹き鳴らした
誠凛高校から徒歩10分のところにリコ先輩の父が経営するスポーツジムがある。

週3回ジムが開く前の早朝
朝練代わりにここでフットワーク、筋トレを行っている。

トレーニング設備はもちろんあるが体の出来ていない高校生たちにはケガの恐れがあるので使わない。
なので水中は逆に浮力があるので体を痛めにくいが同時に抵抗も大きいので実は…超キツイらしい

「あ゛ー!きつい!!」

「面白い練習してますねー。」

この声は…さつき?!

「え…!?」

日向がプールのふちにもたれかかり天井を仰ごうとした時
視界に入ったのは水着姿かつ抜群のプロポーションの桃色の髪の少女。

「だ、誰!?」

誰もが急に現れた彼女に驚く。

「桃井さん…。」

2人のぞいて

「え、黒子知り合い!?」

「え…どちら様?今日は休館日ですけど…」

リコ先輩の質問にさつきは少し考える。
何で考える

「え〜と…なんて言えばいいかな〜?
じゃあ…テツ君の彼女です。決勝リーグまで待てなくて来ちゃいました!」

「テ、テツ君?」

「黒子テツヤ君です。」

彼女の発言に全員が驚き叫ぶ。

「違います。中学時代のマネージャーだった人です。」

「帝光の…!?」

「(そう言えば…決勝リーグって確か…次の対戦校なの?)」

プールから上がったテツ君に抱きつくさつき。
ふくよかな胸がテツ君を圧迫する。

「さつき」

「あっ!みづき」

「元気そうね」

「もちろんっ!」

「あの…苦しいです桃井さん」

その光景を目の当たりにした誠凛メンバーは…

「「((何が何だがわかんねーけど羨ましすぎる黒子!!
いいなぁ黒子…死ねばいいのに!!))」」

なんて思っていた。

「ちょ…いやいや何で黒子?冴えねーし薄いしパッとしないし…!!」

「え〜そこがいいんですよ。でも試合になると別人みたく凛々しくなるとことかグッときません?
あとアイスくれたんです!」

伊月からの質問にそう答え、全員の疑問はさらに膨らんでいく。

「アイスね…」

私は苦笑する