桃井さつき
コンビニの前でさつきの視界に入ったのは同じ中学の同級生たち。
「なんかいいなー…(あーゆみんなでアイス食べるとか。)」
「あの…ボクもういらないんでコレあげます」
「え?」
背後からの声に振り返れば、同じバスケ部の黒子テツヤ
彼の手から渡されたのはアイスの棒
「(あげますって…ゴミくれるってどゆこと?てか酷くない!?何アイツ…)」
貰った棒をクルッとひっくり返すと…『あたり』の文字
その刹那、桃井の心を1本の矢を貫いた。
「えー!?あげちゃったんスか!もったいねーっスよ!」
「お腹いっぱいだったんで。」
この日、彼女は黒子にハートを撃ち抜かれ恋に落ちた。
さて、時は戻り現代。
「だからホントはテツ君と同じ学校に行きたかったのー!!けど…けど…」
「桃井さん、プール内は響くので大声は控えてください。」
全員がさらに疑問を抱く。
「な…ななな何なのいったい何あの子!?
そもそもちょっと胸大きくって可愛いくらいでみんな慌てすぎよ、ねぇ日向君?」
「あぁ…そうだね…。」
リコ先輩にそう言いつつもさつきをチラ見する日向先輩
「チラ見してんじゃねぇよ!!男って奴はどいつもこいつも!!」
そう言いながら殴り飛ばされ、プールに浮かぶ
それを見たさつきは…
「そんなことしたら日向さん死んじゃいますよ〜」
「え!?何でオレの名前…」
「知ってますよ〜」
怪しく笑うさつきは続ける
「誠凛バスケ部主将でクラッチシューター日向さん
イーグルアイを持つPG伊月さん、無口な仕事人でフックシューター水戸部さん、小金井さんと土田さん、
そしてギリギリBのカントクのリコさん。」
リコ先輩の貧相な胸を見ながら言い放ったさつき
「さつき」
「みづきは大きいよね」
「やめて」
「ふざけんなぁ!!なんで知ってんの!?」
「桃井さん…」
「(何なのよコイツ〜!?)」
恥ずかしさで涙目のリコ先輩
そんな中、テツ君がさつきに尋ねた。
「やっぱり青峰君の学校行ったんですか?」
「うん…」
今まで笑顔に溢れていた彼女の表情が一気に暗くなる。
「テツ君と一緒の学校行きたかったのは本当だよ?みづきも誠凛だし…けどアイツほっとくと何しでかすかわかんないから…。」
一方その頃…火神は。
「(カントクは休めって言ったけど…ダメだじっとしてらんねー…)」
ボールをつきながらストバスコートに来たのは火神。