決勝リーグ

「みんなー!決勝リーグ出場校全部出たわよー!」

勢いよく体育館のドアを開けて入って来たリコ先輩

「Aブロックは誠凛、Bブロックは桐皇、Cブロックは鳴成、Dブロックは泉真館。
この4校で争うことになるわ」

結果を聞き、伊月が口を開いた

「桐皇と鳴成は初めて聞くな。」

「鳴成は古豪なので知ってる方は知ってると思いますよ。」

「何か…新鮮なリーグ表だな。」

「去年までずっと東京代表は三大王者で決まってましたからね。」

リーグ表も見て唾液を飲み込む小金井

「…思ったんだけどさー、その王者2校倒したわけじゃん今年はもしかして…行けるんじゃない?」

「あ、コイツ言いやがった。」

「だって、桃井ちゃんと青峰がいる王者に負けても残り勝てば…」

「あの2人がいるのな泉真館ではありません、桐皇学園ですよ」

衝撃の事実に全員、目を丸くする。

「“キセキの世代”って全員有名なトコ行ったんじゃないの!?
てっきり緑間みたく王者のところかと。」

「まぁ、そうですね…。桐皇学園は過去の実績は殆どありません。
ですが、最近スカウトに力を入れるようになったんです。」

「つまり全国から有望な選手を集めて来ているので秀徳、正邦、泉真館と遜色ない
もしかするとそれ以上かも知れないわ
だから私たちが勝てる見込みは0に近いわよ!」

「そんな…」

一気に表情が暗くなる。
そんな小金井先輩の背中をシバキながら日向先輩が告げる

「んなこと、わかってただろーが。
正邦、秀徳に勝ったといえあくまで実力はこっちが格下だ。」

そんな中、体育館の扉が開く

「うぃーす!」

「火神、遅ぇぞダァホ!!」

「すんません、ちょっと掃除長引いて…」

「ったく…ほらリーグ表」

1人、火神の異変に気づく

「…ちょい待ち」

リコ先輩の言葉に火神に冷や汗が伝う

「火神君バスケした?」

「え…いや…」

「悪化してない?」

「いやーその…ちょっと…」

瞬間、リコ先輩の顔に血管が浮き上がる

「こんの…バ火神がぁぁぁぁぁつ!!!」

火神の頭を鷲掴みにする。

「すんまっ…だだだだたっ!!」

「あっれっほっど!言っただろーが!!その耳は飾りか!空いてんのはただの穴か!」

「いててっ!!」

「とりあえず保健室で湿布貰ってこい!!今日は見学!!ダッシュは無理だから逆立ちで行け!!
見張り役に…みづきお願い!!」

「え゛!?」

ガーンと言わんばかしに火神はがっかり

「…すいません、ちょっとトイレいいですか?」

「早くね!!」

本当に逆立ちをして保健室に向かう火神
歩いている2人に背後から話しかけるテツ君

「何かあったんですか?火神君はバカですけど…何の理由もなく無茶するとは思えません。」

火神は1つため息をつき…

「青峰とやった。」

その言葉に驚くわたしたち

「そん時、アイツはオマエの昔の光だと言ってた。
ただ同じチームってだけの言い方には聞こえねー、オマエら中学の時何があったんだよ?」

少し考え、再び口を開く

「…とりあえず、練習を長々と抜けるわけには行きません。歩きながら話します。」

その頃体育館の方では…

「ったくもう!!」

「まぁ、カントク話戻そうぜ。とにかく初戦は?」


「火神君が不可欠だから怒ってんのよ“キセキの世代”に対抗できるのは彼だからね。つまり…初戦は桐皇学園、いきなり大一番よ!!」