クビ

戦術サポーターの話し合いには参加し
こちらから意見は言わないでおいた
私はつい先ほど、戦術サポーターではなくなったのだから。

ホテルでの宿泊はキャンセルした
今日の夜、ライオコット島に来るよう言われたため
そこには、一部屋買ってるから荷物は少なくて済む
雷門に持ってきていた荷物でいいだろう…。
何度かそこに行かないとだし、毎回ホテル借りるよりは部屋を買ったほうが安かった

そして雷門に着いた

今は、練習禁止だし
食堂に皆、集まってるみたいだ


「久遠さん」

「帰ってきたか…」

「戦術サポータークビになりました」

久遠さん、少し眉を下げる

久遠「何故だ」

「イナズマジャパンが出場廃止にしない代償として私がクビになりました」

「何故、そういうことになる」

「2名、サッカー協会の資料室に行きました」

「ハァ……そうか…悪かったな」

「いえ…」

「戦術サポーターがイナズマジャパンにはつかなくなるだけなのか?
お前の身はどうなる?」

私は黙るだけ。

「お前は俺の教え子だ。1番、初めのな
それに、今も大切に思ってる」

大切……。

「私はどうなるかわかりません。
何かあるのは間違いないです。
恐らく、連絡も出来ないと思います。
実行委員からは外されてないので世界で会えると思います」

「そうか……気をつけろ。」

「必ず来て下さい……私の行動を無駄にはしたくないので」

「お前…本当はわかってるだろ?
何されるのか…」

「さぁ?それは言えません
夜にはライオコット島に行かなければならないので直ぐに出発します」

「そうか…無理はするなよ」

「約束出来ませんね……待ってます。」


久遠さんはこれ以上言っても無駄だと思ったのか何も行ってこなかった。

久遠さんの部屋を出るとともに

「怖い」

寒気がした。
雫が落ちたことには気づかなかった。