出発

食堂に入ると、全員の視線を感じた

「話しがある」

「あっあの!どうして音無さんは泣いてるんですか?」

「何故、私に聞く?本人にききなさい。
時間がない。早口で言うが、聞き取れ」

目をつぶり深呼吸をする
目をあけ全員の目を見渡してから言う

「私はイナズマジャパンを降りる
出場廃止にはならなかった、安心しろ」

「ちょっと待って下さい、出場廃止ってなんですか!」

「時間がないと言ったろ?質問するな
音無か目金に聞け。

お前たちは、監督に対して礼儀がなってない
監督に文句を言うなど筋違いだ

久遠監督は勝利しか考えてないんだ
久遠監督の出す指示は的確だ
1番いい練習法を考えてる
従え。そしたら勝てる。

他のチームには戦術サポーターがいる。
栄養管理を行い、練習法、選手の記録、情報収集を行ってる
しかし、君たちには罰として戦術サポーターは派遣されない

確かに音無と目金は、悪いことをした
やってはいけないことだ
しかし、責めるな
お前たちが文句を言うからしたことだ、許されないことだが、お前たちに責める権利はない

お前たちは私を嫌ってた
好都合だろ?

只、数日だけで人を決めつけるな
久遠さんのこともな
まだこういう人だと決めつけるには早いだろ?

私はこれで去る
来年には雷門にいる
まあ、そのときには会うだろう」

「すみませんでした。
私…のせいなんですよね?
彩さんが戦術サポーターをやめるの…」

「ああ、そうだな
音無…人を知るときにデーターに頼るな
接して知るんだ お前はいいマネージャーなんだから。
サッカー部の顧問をしたいんだろ?
雷門で待ってる。」

「彩さん…。」


私が耐えれなかったらもう会えない

私は逃げる勇気がないから
それでも、音無はこの過ちで成長するだろう。


「優勝しろよ」


私は立ち去る
いつか、雷門に戻れると信じて。