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「ただいま!」
「わー!おかえりなさーい!さみしかったよ〜!」
「2週間?ぶりだね!」
「えらく、長い間おったんだな!」
「………戻ったか。」
「うん、ただいま。」
ちょっと安心したみたいだ。
「あ、あの…部屋まで運んでくれてありがとう。」
「………あぁ、寝ていたからな。どうということはない。」
休んでいたのをやめて、また歩き出した。
「犬夜叉もね、たまに来るんだけど…」
「……」
「母さんが、よく似た兄弟だったって。」
「なっ!殺生丸様と犬夜叉めが似とる訳なかろう!」
「うーん…不器用なんだねって。」
「…………そうか。」
「殺生丸様が不器用な訳なかろう!」
(………やはり、好かぬな…母というものは。)
日が沈んで、暗い中海岸沿いを歩く。
こちらに来てからはよく海を見るようになった。
東京は都会で周りには自然があまりない…
現代ってあんなにも狭かったんだ、と思うくらいにこちらは広く感じる。
何も遮るものもない、自由を感じながら殺生丸の一歩前を歩く。
(……この気配…)
「さくら、止まれ。」
「ん…?………わあぁぁ!」
「な、何じゃこれは?!」
「…よう。」
いきなり上から神楽が飛び降りてきた。
「よ、ようって…貴様っ!」
「風使いの神楽、とか言ったか。」
「へぇ、嬉しいね。覚えていてくれたのかい。」
すかさず闘鬼神に手をかける。
「剣から手を離しな…戦いに来たんじゃない。殺生丸、あたしと取引しねぇか。」
「……取引…?」
「これが何だか分かるだろ?」
神楽が開いた手の上には、四魂の欠片が2つ。
「この四魂の欠片、あんたにあげる。その代わり…奈落を殺して。」
「ま、なんとっ?!」
「あたしを…奈落から解放して。」
神楽からの衝撃的な告白。
……殺生丸はこの取引をどう返すんだろう…?