冬といったら…

あの日、犬夜叉に連れていかれ、殺生丸の旅に着いていくと決めたあの時から…

もう……1年が終わろうとしていた。

といっても、まだ12月も始まったところだけど!


戦国時代は当たり前の様に2・3日に1日は雪が降っている。
そこは良いけど……寒い!!!!!寒すぎませんか??!!!
りんはどうしてあんなペラペラの着物1枚だけでも平気そうなの??!!!
こちとら、マフラー、手袋、上着マシマシなんですけど!

「わぁー!広いところに出てきたね〜!」
「一面雪景色じゃの…」
「ねぇねぇ!雪遊びしよー!」
「えぇ…?!流石に寒いよ…それに素手で触ったら…」
「ねっ!殺生丸様、遊んでもいい?」
「………………」

じっとこちらを見られる…え、私はどうなのか?ってこと?

「…りん、私と邪見で雪合戦でもする?」
「わーい!やる〜!」
「何でわしも入っとるんじゃ!?」

雪合戦をしようと提案すると了承の意なのか、近くの倒木に腰かけた。

「今度帰った時は手袋とマフラー、持ってきてあげる。寒いでしょ?」
「うーん…ちょっと寒いし、雪触ったらいたい!」
「うんうん、そうだよね。今日はないからあれだけど…よし、やろう!」
「おー!」

三角形に広がりそれぞれ勝負。
やってみて分かったけど、意外と雪を丸めるのって難しい。

「それー!ほー!甘いっ!そらっ!」
「やー!あー?!もー!えーい!わっ!?」
「それっ!ほっ!残念、こっちでし…たっ!」

邪見はすばしっこいの小さいで、なかなか当たらない。
りんは当てようとするも避けられている。

「そらーっ!」
「当たらんわい!」

邪見に避けられた所までは良いけど…後ろ……

「あ"ッッッ…!」

ばしっ!

「あー…!」
「………えーと………」
「…………………」
「あ、ああああわ!も、申し訳ございません!!!!!決して当てるつもりで避けたのではなく!こ、こらっ!さくらも謝らんかい!」
「……え?あっ!ご…ごめんなさい…」

顔についた雪を指で軽く払ったまま、何も言わない。
おもむろに雪を集めると爆弾サイズの雪玉を持ち上げ…

「へ…っ?フゴオォォッッッ??!!!」

思いっきり邪見に投げつけた。(早すぎて目視出来なかった。)
邪見は吹っ飛んで雪にポスッと音をたてて落ちた。

「ひえぇ…………」

ど、どうしよう…めちゃくちゃオコだよ??!!!ああわわわわ??!!!どうしよう…
あんなの飛んできたら…私………
ガタガタと寒さ以外の理由で震えていると、もう1個雪玉を作り上げていた。

「ひやっっっ…!!!!!…つめた……」

緩やかに玉が飛んできて顔に当てられた。

「私に挑戦するとは…いい度胸だ。」

……ちょっと楽しげに言う所が逆に怖いです…