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やっぱり何でもないようなこの旅が好きだ。
とても落ち着く。
特に変わったことが起きるとかない日もあるけれど、それでもこの空気が好き。
「さくら、りん…ここで待っていろ。」
「どこか行っちゃうの?」
「阿吽も連れていく。」
珍しい…きっと危ないところに行くんだろう。
「犬夜叉の所には行かないの?」
「…だったら何だ。」
「かごめに会えてないの寂しいなぁって。」
「知らぬ…連れていかん。」
「そっか〜…じゃあ大人しく待ってます。」
「じゃあって何じゃ、じゃあって。」
「邪見、行くぞ。」
「あ、はい!」
阿吽に乗って何処かへ行ってしまった。
初めてだ…殺生丸に置いていかれるのは……
どれ位で戻ってくるんだろう?
「取り敢えずご飯でも食べる?」
「うん!」
持ってきたパンをあげて、二人並んで食べる。
静かで、自然の音しか聞こえない。
あっちのように車の音とか、子供たちの遊ぶ声も聞こえない。
時間が遅れてやってきてるようなこの世界。
「ん…………は!」
「……スゥ……………スゥ…」
「…良かった……」
いつの間にか寝てしまっていた。
危ない、危ない。あまり無用心だと妖怪に襲われちゃう。
もう夕方かぁ……まだ殺生丸は帰ってきてないや。
ちょっと勉強しよう。
遅くても夜にはきっと帰ってくるはず…