明けましたおめでとう!

「…………って何だ…夢か………」

何だか昨日の夜はとてもおかしな夢を見た。
皆はまだ寝ている。
お酒をたくさん飲んでたから当分は起きないかな。
それにしても寒い…!

「さ……さむ………」
「………さくら、来い。」
「……へ?…あ、うん……」

一緒に寝ていたりんに布団を残し、殺生丸の元に這い寄る。
犬夜叉達がいる前でも鎧を外すだなんて…出会った頃では絶対無い光景だよね…

「目が覚めたのか。」
「うん、何となくね。今日も寒いね。」
「寒いのか……なら、ここに座れ。」

片膝を立てていたのを胡座にして、真ん中の窪みを手で叩く。
何度も座っているけれど、やっぱり照れくさく思いながらも座る。
私が座ればもこもこを巻き付け、足元は膝掛けを掛けてくれる。
殺生丸は寒さなんて感じないのかな…

「…これで、良いか。」
「うん…ありがとう。でも寒くないの?」
「寒くはない。だが、冷えているのは分かる。」
「そっか…妖怪って良いね。強いもん。」
「…………」
「あ、そういえば元は妖怪だったんだ。変なの、現代だと妖怪なんていないから。」
「いずれは滅びゆくものだ…現に私はお前しか見えておらん。」
「ぇ…えと……そ、それってどういう意味?」
「……父上の様に人と共に生き、半妖なる者が増え…その血は薄れ消えゆく…その様にして妖は消えるのであろう。」
「…………」

至極真っ当な事を言ってる、けど…けど!
これってよく聞いたらプ、プロポーズ…なのでは?!
………う、ううん!落ち着け!まだ夢の事を言ってるつもり?

「それも悪くないであろう…さくら…昨夜の事は覚えておるな?」
「も………もち…ろん……」

え?!いや、でもあれは……!

「…お前の生涯を貰い受けるぞ…良いな。」

プ、プロポーズ!!!!!!!!!!
だ、だって夢を見ていたはず……でもキスしてるのは現実で…

「…新年…めでたく思う。私の元で生きてくれるな?」
「は……はい……」

(キャッ…きゃぁ〜{emj_ip_0792}犬夜叉聞いた?!義兄さんったら〜{emj_ip_0792})
(や、やめろ!バレちまうだろ?!)