ねぇ、知ってる?(2)
「お花を摘み終わったさくらは、夕方になった空を見て、急いで行かないと、と慌てました。」
「ちょっと待って、かごめ。何で私なの…」
「良いじゃない!絵がなくても分かりやすいし!」
「そういう問題…?」
「暗くなった森はとても不気味で怖く見えました。」
「さくらは急いでお婆さんの家に向かい、着きました。」
「お婆さんの家の中に入ると、お婆さんは布団の中で寝ていました。」
「ほら、赤ずきんの役やって。」
「え、えぇ…」
「お婆さん、お見舞いに来ましたよ。」
「あら、まぁ。さくらいらっしゃい。」
「お婆さんの好きな林檎とお花を持ってきましたよ。」
「おや、まぁ。なんと美味しそうなこと!」
「あら?お婆さんの目は何故そんなに大きいの?」
「お前をよく見るためさ。」
「何故お耳は大きいの?」
「お前の声をよく聞くためさ。」
「何故お口は大きいの?」
「それは……お前を食べるからさ!!」
「きゃぁぁぁ!」
「いやぁぁぁ!さくら姉ちゃんが食べられちゃう!」
「ばーん!」
「食べられそうになったさくらの元に義兄さんが助けに来ました!」
「狼は退治されさくらは義兄さんと一緒にお家に帰りました!めでたし、めでたし。」
「最後、違う人になってるんですけど…」
「良かったですぅぅ!殺生丸さまが来てくれて良かったです!」
「あぁ…そこは私じゃないんですねぇ…」
「けっ…結局殺生丸かよ…」
「みんな、森と狼には気をつけてよね。」
「本当に二人は家に帰れたの?」
「え?」
「ほら、男も狼って言うからさ。」
「確かに!珊瑚ちゃんの言う通りだわ!さぁ…ちゃんと着いたのかしらねぇ…?」
「え、え…嫌だよ…殺生丸に食べられるとか…」
「美味しく頂かれてしまうだなんて、けしからん!」
「わ、私なんて食べないよ…ね、ね?殺生丸?」
「…………フッ…さぁな…」
「えぇ…っ?!」