現
私の心を感じ取るか、風が吹き荒れる。
しかし、私は答えを見つけることは出来ぬ。
私は…………私は…ただ強くなりたかった筈だ…
…何故……何故、刀を握る手はこんなにも辿々しいものか?
お前を突き放そうとも、私の心はお前を求める。
私は何時から独りを恐れる?
父上…貴方も独りだった筈なのです。
しかし、私は独りを恐れてしまう様になりました。
父上、貴方も独りを恐れはしなかったのでしょうか…?
それとも───────
父上は私の目が捉えた者、全てを愛せる様にと仰る。
私にそのような事を仰るのは何故か?
切り刻む私に流す涙を枯らす事が出来るならば、私も答えが見つかる筈なのだ。
いつかは────
それまでは私はお前を守る為にこの刀を振るうとしよう。
それが私の生き方だ。
そう落とし込めば、在りし日に感じた物が戻ってきたように思えた。
喩え袂分かつとも私の心は深き所まで溺れたようだ。
離れたとも巡り会うことは出来るであろう。
私がお前の事を想い続ける限り。
さくらが私の事を想い続ける限りは。
共にこの世の行く末を見ようではないか。