俺の新しい仲間だ!

*ルフィ達と出会う時の話(2年後)(ハートのクルー設定)*

(どうしよう…ローもいないのに変なのに絡まれちゃった…)
「お嬢ちゃん可愛いのにどうしてフードなんか被ってるの?」
「へへへっ…今日はついてるぜ。」
「おーい。」
「だ、誰だお前…?!」

対して強そうでもない盗賊に絡まれ困り果てていると、後ろから肩を組まれた。
隣を見ると手配書で見た事のあるような顔。
グルリと渦を巻いた眉に煙草を咥えた金髪の男の人。

「レディに対して何人がかりで相手してんだぁ?」
「お、お前には関係ないだろっ!」
「そうか、じゃあ俺と勝負しろよ。」
「なっ何を〜〜!!!!!」


「あ、あの…ありがとうございました…」
「いいえ、これ位どうってことないですよ。」
(いけない…ちゃんと挨拶しないと…)
「あ、あのお礼に何か奢ります。何でも言ってください。」
「いやいやそんな……は…はわ…っ…ズッキュ-ンッッ!!あ、貴女でお願いします!」
「え…あー……」

被っていたフードを外し、ちゃんとお礼を言うと、男の人は変な動きをし(誰かに心臓でも貫かれたのかな)、要求してきた。
確か…麦わらの一味…とか。
でも…私ハートのクルーだからなぁ…
これもまた困ったことになってしまった…

「あっ!おーい!サンジーッ!!!!!」
「あ、お前何処行ってたんだ?悪いが今は忙しいぞ。」
「なァにが忙しいだ、口説いてるだけだろゥが!」
「あなたが麦わらのルフィさ…ん……」
「………っ…!?」
「ん?どうしたぁ?」

ど、どうして………もう…会えないって…

「あ…あなたは…ぞろ…?」
「お前は…まさか…」
「ゾロくんよね?!」
「サクラ…なんだな?本当にサクラなんだな?!」
「うん!そうよ!!会いたかった…!!!!!」
「俺も…ずっと探してた…!!!!!」
「あぁ??ゾロの知り合いなのかぁ?」
「うっそぉ〜……」


「へぇ、なるほど…じゃあ今はハート海賊団のクルーなのね?」
「うん、でもね…いつかまた会えないかなってちょっと思ってたところもあるけどね。」
「なァ…俺と…俺達の船に乗って…くれねェか?」
「嬉しい…けど…ローに聞いてみなきゃ分かんない…」
「そっか……そう…だよな。」
「そのローって奴と同盟を結べば良いんじゃねぇのかぁ?」
「え…?同盟って…?」
「そうすりゃあ、味方にはなるだろ?」
「えぇ…まぁ…」
「じゃあ俺と同盟組もうぜ!」
(な、なんて自由すぎる人…)