抱いてくれない、抱きたい

ジョージ目線です
最初のを読んでないと意味不明です







「あ、ヤベ、うっ…」

欲望をトイレットペーパーに注いでトイレに流した。

#name1#ともうどれくらいセックスしてないだろう。
そりゃあ俺はしたい。
#name1#が相手ならヤリたい盛りの10代と言っても過言ではない。
でも誘うタイミングを逃してからというもの、彼女にしたいと言えずにいた。学生時代はこんなじゃなかったのに。
無意識に彼女に気をつかってるのか。いや学生時代全く気ぃ使ってなかったわけじゃあないぜ?

でもまさか、#name1#にセックスしようと言うタイミングを迷い過ぎてたことで、あんなことになるとは思わなかった。


触んないで…!

#name1#を泣かしたのは久しぶりかもしれない。
そんなにAVを見て抜いてたのが嫌だったのか?
俺は次の日に報いを受けることになる。



「ホテル行かない?」
フレッドと居酒屋で飲んでいて#name1#が来たのには慌てた。
フレッドは俺の静止も聞かず#name1#のそばに姿あらわしをした。
その後戻ってきたフレッドの文句も上の空で伸び耳を奴と#name1#の個室の部屋に忍び込ませた。

それで冒頭のホテル行かない?が出てきたわけだ。

ふざけんな。
俺は何ヶ月も#name1#を抱いてないんだぞ。寂しく1人で抜いてんだ、AVの世話になって。

気づいたら#name1#の腕を掴んで姿くらまししていた。
無意識だった。

「女として見れなくなった?」
と聞かれた時はびっくり仰天だった。
5年付き合ってるけど、そんなふうに思ったことは1度もない。

彼女を傷つけたことにひどく胸が傷んだ。
彼女を泣くのを見るのは滅多にないからだし、原因が自分だからだ。

誤解を解き、キスをした後久しぶりに体を重ねた。

「ジョージ…もう勘弁して…もう無理…イキたくない…」


4回目に彼女と繋がってる時#name1#の髪の毛は涙のせいで頬に張りついていた。
拭う暇もなく俺は腰を振り続けた。

「だから言っただろ?タカが外れそうだって。」
「こ、こんなにするとは思わなくて!」
「数ヶ月間してなかったから、溜まってた」

正確には抜いたけど、1人で抜くのと#name1#とするのでは全然違う。
1人でする時は性欲が満たされるだけで心は全然満たされなかった。

#name1#が果てて俺もゴム越しに欲を出しきった後、また新しいゴムをパッケージから出すのをそれはそれは恐ろしい目で見た#name1#。

第5ラウンド後、気絶したように眠る#name1#を抱きしめる。
明日と明後日は俺も#name1#も休みだしゆっくり過ごそう。
#name1#はベッドから起き上がれなさそうだから(「誰のせいだと思ってるの!」と怒る彼女の顔を想像して口元が緩んだ)、その日のご飯は全部俺が作ろう。

#name1#の寝顔を見ながら、俺は胸が満たされるのを感じて心地よく眠った。