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あんな反応されたら気になっちゃうよなあ…。
繋いでいた手を離したときの花子ちゃんの顔が忘れられない、なんて本人に行ったら冷たい顔されそう。
ただの後輩なのにね、つい構いたくなっちゃうの。
「なんでなんだろ」
涼「悩み?」
「悩みなのかな…」
一緒に帰ってからずっと花子ちゃんのことを考えていて、それは仕事中も変わらなくて、顔に出ていたのか涼太が話を聞くよと隣に腰を下ろした。
涼「良い子でも見つけたの?」
「うん、まあ」
涼「亜嵐くんが誘えば着いてくるんじゃない、」
「あの子はそんなタイプじゃないよ、むしろ嫌な顔をしそう」
涼「おお、それで普通の子とは違うから気になると」
「ご察しが良い」
涼「日記の子でしょ、気になってるの」
「へ、」
涼「図星じゃん笑」
涼太って意外とこういう感良いよなあ。
メンバーにはあんまり花子ちゃんのこと言いたくないけど涼太になら言っても良いかな…。
「おんなじ部活の子なんだけどさ、」
涼「えっ、亜嵐くん部活入ってたの」
「あ、うん。名前だけだけど」
涼「へえ〜…その子に一目ぼれしたからとか?笑」
「一目ぼれ…、」
いやいや、そりゃまあ花子ちゃん見た目良いけど、俺が好きなタイプじゃないし…。てか一目ぼれとかありえないし。
俺はもっとこう、花子ちゃんみたいに冷たい子じゃなくて甘々な子が好きだし。まあ花子ちゃんも素直っちゃ素直だけどさ。
って俺何必死に弁解してるんだろ…これじゃまるで本当に一目ぼれしてるみたいじゃん。ないない。
涼「まあ応援しますよ、この前感想くれた子でしょ?良い子そうだし」
「だからそんなんじゃ」
涼「はいはい、わかったから」
「わかってないでしょ…」
涼「まあさ、一人で抱え込むなよ、リーダーさん」
俺の頭をポンポンと叩いて部屋を出て行った。かっこいいな涼太は。
リーダー…。そうだ俺リーダーじゃん。
今はGENEにとって大事な時期だって一番わかってるのは俺じゃん。何悩んでるんだよ…。
いくら一般人とはいえ外で女の子と二人で歩くとか、俺ダメだな…。
いやでも花子ちゃんとはそんな特別な…ってこの考えがダメなのか。
"この前はいきなり一緒に帰ろうとか言ってごめんね。あと手も。今後は気を付けます。
今度またテレビに出るのでよかったら見てください。"
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