天狐《てんこ》
妖狐と呼ばれる狐の妖怪の中で最高位にあたる

空狐は天狐になった狐が退いたあとの存在であるため、実質天狐がすべての狐を統べている。
他の妖怪に比べても長寿であり力も強いため、ほぼ敵なしと言っていい存在。
尻尾は四本だが九尾よりも強い


蛟《みずち》
水龍とも蛇とも伝えられている。
水を扱う妖怪であり、そこそこ力は強い。
かつては通りゆく人を毒で呪ったりしていたが県守ーあがもりーとの賭け事に負け大人しくなったと云われる

また、河の主とも考えられていた。
人々から尊敬の意を持たれ、名前に入っているチは当時の尊称であり、偏に悪意だけを振りかざしていた妖怪とは言えない。



有坂白雪
特殊なる声と瞳を持つ。
その声で力を意識し言葉を発することで、妖怪を意のままにすることが可能。
しかし本人は逃げるためか祓うための、善人的な使用法しかしていない

曽祖母の死体を本能的に怖がったことから防衛本能で覚醒の片鱗を掴む。
数年後に祖母に憑いた妖狐と、祖母の死をきっかけに夢の中で邂逅し力が芽生えた

力のせいか否か、瞳は紺青に変化したが、それは純粋に力による影響なのかは不明。
瞳の輝きは妖怪の力を持つモノにしか視えず、普通の人間には一般的な黒目にみえている




赤司と黒子はカバンを更衣室に置いたままにしてあったため、白雪を下駄箱へ送り出し、待っているように指示をした後に体育館を目指す。
彼女に靴を履いて待っておいで、と言い手をようやっと離した赤司は少し上げた腕をそのままに、黒子を流し見た


「夢をみてはいけないよ」


冷たいわけではない、あたたかいわけでもない
本当に温度のない異なる二つの輝きが、黒子の水色を捉える。
二人の前髪を玄関から入りこむ風が撫でて、夕闇の外を見る。

ローファーに履き替えた白雪が玄関前の数段しかない階段に、律儀にも隅の方で座っていた

キュッと床が鳴く音に我に返る。
赤司は、彼女の好きな赤髪をゆらゆらんと揺らして、先に体育館へと歩き出していた




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