授業中にも関わらずかかってきた電話に嫌な予感しか呼び起こされなくて適当な言い訳をして教室を出た
階段の踊り場でかけなおす
「テツヤ、何があった」
「白雪さんがッ…!恐らく記憶虫に!でも体内に入ってしまって、僕じゃ止められない!…助けてください、赤司君」
「何処にいる」
「図書室の右手側最奥です、早く…!」
返事をする時間が勿体無い。
確かに蛟ではなんの対処もできないだろう。
記憶虫となればアイツも必要だ
「敦、喰わせてやるから来い」
メールを打ち図書室へ走る。
記憶虫は時間との戦いだ、遅くなればなるほどキオクは喰われる
しかし図書室にいたしても、上手く記憶虫のいる本を彼女が手に取るだろうか?
危機を察知する力は本能的にあるはず
ーならば
「同族らしい小癪な罠だ」
どうやって引きずりだして嬲ってやろうか