赤司征十郎の持つ天狐の血は特別なモノである。
天狐を受け継ぐ一族は赤司の家しかない。
他の妖怪も多いわけではないが、天狐と件のみ一つの血筋にしか与えられていないのだ

かくして絶対的な支配力と強さを持った天狐のおこぼれを欲しがるモノも多い。
血分けをされれば天狐ほど純粋な妖力はなくても、同等の力が手に入る。
しかし血分けとは文字通り、己の血を他者に分け与えるというもの

与える血の分量が多ければ多いほど、与えられた方はその血に染まる。
血分けをしたい対象者に半分も血を入れてしまえば、もう対象者は自分のモノと言っても遜色ない

だから彼の血は、喉から手が出るほどに欲されているのだ



血分け《ちわけ》
妖力の強いモノが自分より弱いモノへの行為。
逆は不可能である。
血分けをされたモノに危険が迫れば何らかの形で強者は察知できるが、その感知の仕方は妖怪それぞれ異なる。
半分以上血を入れられれば、もう強者の所有となるため、妖怪間の結婚と同じ





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