2017/12/09 Sat
すべてはあなたの思い通り




気付けばもう師走。少し前に十月だなーと思っていたはずなのにおかしい。

健康診断で初めてCがついた。心電図でひっかかった。病名ぐぐったら、原因は精神的ストレスで、三十代以降起きるリスクが上がると書いてあった。まだ四捨五入したら二十なのに酷くない?あと体重減りすぎたのも引っ掛かったけど、そりゃあ日が変わるまで会社で仕事してたら、食欲も失せますよ……



前任の担当者がまったく頑張っていなかったお客さんたちを引き継いで担当している。お客さんの話を聞きに行ったり、便利なのに使っていない機能をプレゼンしたり、サーバの面倒見たり、仕様書作ったり見積もり作ったり、カスタマイズしたり、やることが盛り沢山で楽しいけどしんどい。

このまえ訪問したお客さんに、「前の担当のひとは全然動いてくれなかったし、電話して一週間経っても折り返しがなかった。いまナナオさんに変わってほんとありがたいよ〜」と言われた。

一年必死にやってきて、ようやく少しは弊社への信頼を取り戻せたのなら良かった。弊社はとくに優れたIT企業ってわけじゃなく、ひとで売ってるところがあるから、引き続きごりごり一人で頑張り続けるしかないんだろうなと思った。

出力画面のカスタムも九十ものファイルの書き換えをひとりでやるしかなくて、「一人で夜なべしてこつこつやるので……少しお時間いただきたいです……」と伝えたら、皆「大丈夫だよ!他にもこれもこれもやってもらってるのにごめんね〜」と言ってくれた。ドーナツとかチョコとかお煎餅とか、何処行ってもめっちゃいろんなものくれる。ほんとうちの先輩がこれまで散々すみません……優しいことばに胡座をかかずに必死にやるしかない……頑張ろう……休みたい……



ネガティブだけどタフ、と言われた。このまえ上司から「自分のことだと超ポジティブなのに、他人が絡むとネガティブまっしぐらだから、おまえのことポジティブなのかネガティブなのかわからなかったんだよな」と言われた。

他人が関わってくるときはドレスコードと一緒で、どの段階で「フォーマル」にあたるのか「失礼」にあたるのかわからないから、私が想定できる範囲の、できる限りネガティブな解釈をするようにする。そうすればなるべく失礼だと思われずに済むはず……



以下コメレスです。

紅玉さん

ことばにしなければ伝わらないが、ことばがすべてを伝えられるわけではない。本当に大切な考え方だと思っています。
昔読んだ本の中で「他者は自分の鏡像である」という話があって、今も心に残っています。他者AをAそのものとして捉えられるわけではなくて、自分の解釈できる範囲でのA’として捉えることしかできない、という話だったと思います。
Aに優しさを感じるのなら、自分の優しさということばの枠にAがいたということだし、Aを酷い人間として捉えるならそれもまた以下略、ということだと私は解釈しています。A=A’ではないことを念頭に置いてしまうと、私のA’こそが真実だと主張するのは、なんだか無意味なことのように感じます。

通じ合うことはできない、わからない部分があって当然だと、もう少し子どもの頃に教えてもらえていたら、人生もっとイージーモードだったような気がします。他者に共感して認めることは確かに大切だけど、近付けても完全に同じにはなれない。けれどそれでもいいじゃないと皆が念頭に置いていれば、世の中もっと穏やかなような気がします。


 


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