2018/01/31 Wed
もっと大きな傷が要る
▼
『ゴールデンカムイ』という漫画を最近六巻まで読んで、続きが気になっているが本屋に行く元気も時間もない。
主人公は二人。二〇三高地から生きて帰ってきたという伝説的な生存力(めちゃくちゃ強いというよりは、「殺される前に殺す」精神で乗り切るタイプ)の杉元と、アイヌで育った男気溢れる熊も弓矢ひとつで仕留めてしまう少女アシリパ。
いやもうほんと登場人物がどれをとってもかっこいいし、バックグラウンドが全員闇すぎるし、参考文献の量は尋常じゃないし、展開もまったく中だるみしないのですごい。
さまざまな理由で一攫千金を狙う登場人物たちが、アイヌの金塊の隠し場所を探すため、唯一の手がかりである「囚人に彫られた刺青」を求めて、人と戦ったり熊に襲われたり耳を千切られたり撃たれたり人皮を剥いだりするので、他人におすすめできるかというとなかなか人を選ぶんですが、大丈夫な方は是非ご覧ください。
漫画はこれまであまり読まなかったけど、世の中にはすごい漫画が沢山あるんだなぁ…
▼
仕事は相変わらずどたばたしているし、新規顧客だらけだしトラブルだらけだし異動だらけだし契約社員はやらかすし、まあ散々なんですが、順調にひとつずつこなしていくしかない。
休日は四十時間くらい寝てしまうけど、業務内容はまあ嫌いじゃないし勉強できること多いし楽しい。
新入社員を一から教え込んでも、結局できるようになった頃には別の先輩方に持ってかれてしまうし、代替品のようにやばめな契約社員を宛てがわれて仕事ドタキャンされたりするけど、今までもなんだって一人でこなしてきたからもうどうでもいい。
怒りを感じるのは期待してるからだし、期待値を下げまくるとそもそも怒りがわかない。ドタキャンされたとき、別の先輩が契約社員を叱りまくっていたけど、あーこういうときには怒らなきゃならないのかーと後で気付くぐらいだった。まあ私は年下だし、年上の先輩が叱る方がいいよな。このままの心持ちで生きていこう。
契約社員からは別の先輩の愚痴をしこたま言われたけど、もうどうでもよすぎて、さらっと流しておいた。どれくらいその顧客に重きををおけばいいかわからない、とか言われたのももうほんとどうでもいい。知らんがなってかんじ。いまは誰かと一緒に行動してるからドタキャンしたっていいんだろうけど、そのままじゃ独り立ちさせられないって意味で怒られたんじゃないのかなぁ。知らんけど。ド後輩の私に聞かないでください。
▼
仕事を辞めたい同期の佐藤は相変わらず仕事を辞めていないけど、このまえご飯のあとに何を思ったか一緒にゲーセンに行った。
ラブライブ、太鼓の達人、頭文字D、ガンダム、ストリートファイターをプレイして、俺ら何やってんだろうな!と笑って帰った。
将来のこととか相談されたって私は佐藤の母親でもないわけだし、いいアドバイスなんてしてあげられない。気持ちがすっきりするならゲーセン行くのもいいじゃない。負けるとめっちゃ悔しがって面倒だったけど、こいつ結構負けず嫌いなんだなと思った。上から目線な発言が多いなぁとは常日頃思ってたし、先輩方が言ってるのはそういう部分なんだろうけど、ずっとそうやって生きてきたら、自分で気付くのは難しいよな。あと、普段の仕事でもそれだけ悔しがったりしてたら、そりゃあしんどくもなるよなと思った。血圧あがるし。
▼
以下コメレスです。
冬さん
こんばんは、返信ありがとうございます〜
恋で身体に影響が出るほどとは……恋をしている方は命を縮めてることになるので、今後めちゃくちゃ尊敬の念をもって接しなければなりませんね…
恋をしなくとも、好きになれるものや夢中になれるものには、何にしろ生きる時間を割いているわけで、そういったものがあればいいのかもしれませんね…。自分にはこれといって趣味とか無いですが、いまは恋愛よりも仕事に時間をかけたいと思うので、それでいいのかもしれません。恋人と会っていても仕事のことを思い出す。文章にすると、なんて最低な奴だ!ってかんじですけど。
きゅんきゅんってほんと何なんでしょうね……ことばは何であれ全てまるっと伝達できない不器用な奴ですが、擬態語はその中でもとりわけ不器用すぎることばなので、理解しにくいですよね…。私が感じているもののうち、どれが他人の言う「きゅんきゅん」に当てはまるんでしょう……
紅玉さん
こんばんは、こちらこそ返信ありがとうございます〜
『横倒し厳禁』、読んだことがなくて調べてみたら川上弘美さんの作品なんですね…!『神様』という作品で知って好きになった作家さんなので、読んでみます〜
“抱かれることを想像したら、もう抱かれたのと同じことだ”……「行為で得られるものの中には、自分の想像の中で生まれたものも含まれる(寧ろそれが全てなのでは?)」ということなのでしょうか……全文読んでからもう一度悩もうと思います!笑
こちらこそ答えの見つからないややこしい問答になってしまってすみません…!
職場で怒りがわいたのは数年前のそのときくらいで、普段は穏やかに生きているのもあって、非常にびびられたから効果的だったんだと思います。普段からキレてたら効果も半減しちゃいますもんね…
『赤い繭』は『砂の女』や『箱男』と並んでとても好きな作品のひとつです〜 安部公房さんの作品は、エキセントリックな内容なのに、どこか身に覚えがある気がしてきます…。どの視点で読むかによって、解釈が異なってくることを学んだ作家さんのひとりです。「ひとのことばはすべてそうかも」と思ったのも、「自分がそのように汲み取りたいからそのように読むのではないか」と思ったのも、はじめのきっかけは彼だったのかもなと思います。
新しいお住まいのurl、ご共有いただきありがとうございます!