起きた時に不動君からメールが来ていた、おはようという文字に…たったそれだけの言葉に私は胸を踊らせた。昨日買ったばかりのリボンをつけて、普段あまりいじらない髪の毛をポニーテールに。鏡を見て少し考えた変わると決めたけど調子に乗ってるとか言われないかな..
いじめが酷くならないかななんて考えるのはよそう..変えるのだ自分を..!
校門の前に立つ
クラスメイト達は指をさしたりコソコソ話をしている。少し身体が震えたが私は深呼吸をして校門を抜けた。
「おはよう」
「〇おはよう」
豪炎寺君と風丸君だ
褒め言葉の嵐に戸惑いながらもありがとうと…小さくお礼を言った。
「一緒に教室まで行こうぜ」
「うん」
後先考えず返事した私。女子達に睨まれてることも知らずに。
今朝の2人の事が好きな女子からトイレにお呼ばれした。今日は違うクラスの子たちも交じっている。あの二人こんなに人気なんだ…
「色気づいてんじゃないわよっ」「不動君と何話してたの昨日?もう、好きな人取らないでよ…」「謝んなさいよ!」「風丸君と豪炎寺君とも話すなよ」
言葉の後に続くのは暴力
▼は泣き真似をし、取り巻き達はあやしながら私を睨みつけている。昨日買ったばかりのリボンを誰かが取って踏みつけた。
「…不動君の事好きなの…知ってるのに、なんで◎ちゃんは好きな人取っちゃうの?辛い死にたいよお」
泣き崩れる▼
今まで黙ってあやしていた子たちも加わりリンチにあった。リンチにあいながら見えたのは、あの女の歪んだ笑顔だった。
チャイムがなり
取り巻き達が帰っていく中、▼は私に近付き耳元でこう言った。
「明王君が告白したの?あんたが告白したの?」
「…」
「答えなさいよ!」
耳元で叫ばれてキーンと音がする
「ふ、どうくんから…」
「ふーーーん
なんでアンタなんか選んだのかしらね」
「知らない…」
「私よりあなたを選ぶはずがない、エッチした仲の私を選ばずにあんたを選ぶはずがないもの」
にこっと男子に向けるような可愛らしい笑顔で私を見た。
「え」
衝撃的だった
嫌だった、怖かった、不安になった
「授業はじまるから行くわね」
私は…後ろ姿をただただ見つめていた
20131213
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