「よーー地味女」
「げ」
一人きりでいられる特別な場所(屋上の片隅)で一人でお昼ご飯食べていたらまた変態に出会ってしまった。
「なに?お前もここで飯食うの?」
「ダメなら…違うとこに行くけど」
「何言ってんだお前」
へらへら笑っていた顔から急に真剣な顔で私を見る。
「お前だからいじめられんだよ、自分の意思がねぇから」
吐き捨てるように言った言葉に私は何故かぽろりと涙を流す。図星過ぎて。
「こら、何をしているんだ不動」
「本当お前女の子泣かして馬鹿か」
「大丈夫か??」
後ろから二人、三人とひょこひょこ出てくる男の子たち。
すごい
ちゃらいけど美形な変態に、マントつけてるけど顔が整ってる男の子、眼帯つけてる美形に、オレンジバンダナの活発そうな男の子。
「あの…」
「ちげーよ、泣かしてねぇっての」
「どうだかな、このチャラ男」
「んだと鬼道クン!」
ギャーギャー喚きながらつかみ合いをする鬼道と呼ばれたマントと変態、それを宥めるオレンジバンダナに煽る眼帯。
「ちょ、待ってください!!」
「キミ名前は?」
オレンジバンダナがにかっと笑いながら私を見る、喧嘩は収まったようでみんなが私に注目している。
「わたしは
〇◎で…す…はい」
「〇!宜しくな!俺はサッカー部の円堂守!」
「俺は鬼道有人、宜しく」
「佐久間次郎だ、宜しくな◎」
「言ってなかったと思うから言うぜ「変態でしょ」ちっげーーーよ!!」
「俺は不動明王」
「よろしく、」
どうせこの人たちだって私の事裏切るんだから、宜しくだなんて気持ち悪い…
「じゃぁ…私教室戻るから」
まだ完食していないお弁当を片付けそそくさと屋上から出ていった。
教室に戻る道で私は▼に捕まった。トイレに引きずり込まれて個室に二人で入る。
「ねぇ、私が狙ってる男の子と話さないで」
「え?」
「明王君と喋ってたでしょ?」
「あ、それは」
「あんたはブスなんだからイキんじゃないわよ」
「ちがっ…痛い!」
思いっきりお腹をつねられる
「ブスだしデブだしきんもぉーい」「アンタみたいな子にはね友達も男もできないわよ」「次、明王君と喋ったら…酷いことになるよ?」
じゃぁね、なんて笑ってトイレを出ていった▼。鼓動が早い。膝が笑っている。
そう私はブスだから
その日午後からの授業内容は覚えていない。
「◎」
「げっ、不動君」
「げって何だよ」
けらけら笑いながら私に近づいてくる不動君。ちょっとちょっとこれ見られたらマジやばいのに。
「一緒に帰ろうぜ」
「なんで私に構うの」
不思議そうに私を見つめる不動君
「だって、◎可愛いから」
好きになったんだよなんていうもんだから。赤面して私は平手打ちをお見舞いしてして走って家に帰った。
「っは、おもしれー奴」
20130909
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