そのひと時はまるで空を飛んでるような感覚で、愛しすぎて涙が出ると昔に読んだ小説に書いてあったことはこういう事か。

痛みさえ愛しい。

愛しい その言葉がピッタリだった。


明王君は時々動きを止めて私を見つめる、そしてキスして ぎゅっと抱きしめて、時々好き 愛してると言って。お互いの愛している心があってのものだよね。










終わって優しく私を抱き締めて ティッシュでふき取ってくれる、少しこしょばい。見た目からは考えられないほどの繊細さと優しさの塊なんだな明王君は、ふとそう思って抱きしめる。そういえば不動君の家族の事、色々な事をまだ聞いてない。これから、沢山お互いを知っていけたらどんなに幸せなんだろう。



「明王君」

「ん?」

「明王君の事、もっと知りたい」

「俺もだよ ばぁか」

「馬鹿じゃない!」

「はいはい」



ぽんぽん頭を叩かれる、そんな仕草でさえ愛しい。明王君の腕の上に頭を乗せてごろんとする。少し筋肉質な二の腕は寝心地は悪いけど温かくて気持ちがいい。









やっと繋がれた嬉しさとしてる最中の顔、声、全てにおいて◎を感じれて凄く嬉しくて だけど痛くて泣いているのかと思いぎょっとしたら、あいつは嬉しそうに笑って「痛いけど、なんかね すごく幸せ」なんて言うもんだから涙が一つ ぽたっと落ちた。俺だって幸せだ、▼とした時の性欲をただぶつけるだけのものとは違い 愛をぶつけ合う こんなに違うんだな。そっと 頭を撫でる。



「おやすみ」

「おやすみ、好きだぜ」

「私も」



ちゅと軽く音が鳴るキス

あぁ 幸せだ。











20131226
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