目が覚めたらもうヒロトの姿はなかった。サイドテーブルには置手紙”無理しないでね”と。こんな男が今までいただろうか いや、誰一人として居なかった。今日も頑張ろう。












「〇さんって独身でしたよね??」

「そうだけど」

「今日合コンあって〜人足りないんですよ!お願いします!!」



インテリメンズですよぉ??少し10年前の春奈の様にも見えるその少女の様な仕草に言動。



「パス」

「えーー!!お願いします!」


「嫌、今男なんていらない」

「うううう お願いしますよおお、私達の未来がかかってるんです!お金持ち逃したら駄目です…」



なんだかその一言にかちんときて



「あのね、男の金に頼って生活して何が楽しいの」

「だって働きたくないじゃないですか〜」

「私は親にも頼らないし、男にも頼らないわよ 自分の為に働いて自分の為にお金を使って 高いものぽーんと買うのも気持ちいいじゃない、努力したお金なんだから」



私の言葉にうーーんと小首を捻らせて



「そんな人生つまらないです」



と、一言...。



「〇さんもしかして結婚っていうか付き合うのが怖いんじゃないんですか〜?」

「なっ!じゃぁ行ってやるわよ 合コン!」



しまったと思う頃にはもう手遅れだった















ヒロトの置手紙に”無理しないでね”という言葉を思い出し今日はノンアルコール、偉いじゃん私。



「かんぱーい」「お疲れ様」



皆が笑顔の合コンも腹の中では何考えてんのか

男はやりたい、遊び。女は結婚、恋人、金。こんな感じ?なんだか笑えちゃうな...。



「合コンは初めてですか?」

「え?ええ…」

「僕もなんです」



別にタイプでも何でもない男

これは生理前で判断力が鈍っているからか、たまには欲求に身を任せたいと思っただけか。










20131227


prev next
back