Just Give Me A Reason
着替えたアイツを見て思ったこと、スタイルよかったんだな。いいじゃん、そう言えば照れながらスカートをぐいぐいと下に引っ張ってる。真帝国に居たときに女子が読んでた雑誌に載ってた今年流行って。コイツそういうのに疎そうだなって思ったら その通りだった。恥ずかしそうにまだぐいぐい引っ張って もう脱ぐ!と叫んでる。
「おいおい、似合ってるって」
「やだ、これ露出…」
「はぁ?腹と足出てるだけじゃん」
「それが…ダメだって言ってんの!」
カーテンを閉めて元の服装に戻ってしまった、なんだよ おもしろくねぇ。出てきて◎は俺の服の清算。安かったな、出世払いってことで。そう言えばがしがし俺の頭撫でやがった。
「おい!ガキ扱いすんな!」
「ごめんご〜」
語尾に星マークがついてる。
「お前 あったけーよな」
「え?体温?」
「ちげーよ」
「なになに??」
「あーーもう……お前が、あったけぇんだよ」
何の事言ってんの?って顔、やめろよな。
お前の心ん中があったけーつってんだよ
そう言い放ち私のほっぺをびよーーーと伸ばして「変な面」って意地悪く笑った。
「明王も暖かいよ」
「んなワケねーだろ」
「暖かい、フドウに あれだけ優しくする暖かい心があるじゃない」
初めて私の料理を食べた時みたいに、泣きそうな顔して…「うるせぇ」だって。
俺は数日しかコイツとフドウと暮らしてねぇけど、暖かい心が俺にもあるなんて 信じられねぇよ。今までどれ程の命を傷付けてきたのかこいつは知らねぇから言えんだ、フドウだってそうだ。
「フドウは…犬だから……」
「生きている者には全て感情があるんだよ、誰にでも尻尾ふるわけじゃない」
あぁ もう俺かっこわりいじゃん、涙がこぼれそうになって上を向いた。
20140104