Just Give Me A Reason


ショッピングモールを出てしばらくしたら、スポーツショップを見付けてサッカーボールを見ていたら◎が買ってくれた。



「あんがと」

「サッカーできんの??」

「できるに決まってんだろ!」



俺は近くにあった公園でリフティングを始めた。ぽーんぽーんと蹴る。久しぶりのこの感じ。俺の口が勝手に今までのことを話し出した、止まれよ 止まってくれよ。

また きっと 闇に逆戻りだ。

















「それがどうしたっていうの」

「…お前俺の事軽蔑しねぇのかよ」

「そりゃね、人の事を傷付けたのはよくない。でもアンタただ愛されたかっただけでしょ?」


「…」



図星だ

俺とそんなに身長も体格も変わらない◎は俺を抱き締める。初めて抱きしめられた時よりも、心臓が五月蠅くて 頭の中もガンガンして。きっとこれは 綺麗なもん。俺が今まで持っていた感情に 綺麗なものが、湧いて出た こいつのせいで。俺もぎゅうと抱き締め返した、そんな気分だった。



「もし明王を傷付けるものが居たら、私が許さない」

「ん」

「明王が愛されていないなら私が愛す」


「…ん...?」

「明王が…一人ぼっちなら、私は一緒に寝てあげるしご飯も食べてあげる一人でお風呂入るのが寂しいなら一緒に入ってあげる」

「っふ お前、馬鹿だな」



やっぱり あったけえよ お前







20140104