あれから連絡先だけを交換して会っていない。吹雪さんとキスをした次の日に 彼は北海道に帰った。

そして今日で1週間経った。



「一緒に居てくれるって言ってたくせに」



最近 やけに眠たい。生理予定日は4日後、胸の張りが我慢できないくらい痛くて私は学校に行く気力が湧かない。

いや、元からだけど。



「はぁ」



行くのが嫌過ぎて 立ち上がったばかりの椅子にまた座った、机に乗せていた携帯が小さく短く鳴った。

" 今日も学校頑張ってね、後 僕以外とは絶対にキスしちゃダメ。僕も君としかしないから お互い守ろうね。 "

なんて...恥ずかしいメールを送ってきた吹雪さんに、口角が上がる。痛いキスも 優しいキスも どっちも温かいキスだったな。










「早く、用意しなさい」



低い声の母親。



「アンタ、そんな顔で行くつもりなの?」

「なに?関係ないでしょ」

「親に向かってなんて口聞くの!?」



ヒステリックな母親、父親が生きてたらもしかしたらこんな事にはならなかっただろうな なんて思っても仕方ない...生き返るわけでもないし。



「化粧落として、ちゃんと制服着なさい!」

「嫌だって」

「早くしなさい!」



バチンと叩かれて少しよろけた、私がこうなったのはアンタのせいなのに。



「殴ればいいと思ってるんでしょ」










学校に行くとすぐに先生から呼び出しを食らってしまった。



「こんな噂が立っているんだ」

「はぁ?」



パソコンの画面に映る私と今まで寝てきた男がホテルに入っていく写真が...いつ撮られたの...この写真...。



「事実だけど?」

「そうか、残念だよ...この学校からこんなゴミが生まれてしまったこと」

「あっそ」

「蛙の子は蛙」



君の母親は水商売してたなぁ、気持ち悪い顔で笑った教師の顔はきっと死ぬ迄忘れられない。




20140114

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