今までやってきたことの代償、その通りだった。吹雪さんは私を放して、外をぼーっと眺めだした。
自分のお腹を撫でれば撫でる程に感じるのは罪悪感と...そして...。
「産むって、むりかな…」
「え?」
「私、高校入ったら…働くし」
無理に決まっているのに私は、何を言っているのか。きっと逃げ道を作ってる、私は産みたかったけど周りが反対した そう言い訳したいのだ自分に。
「◎ちゃんが、産みたいなら…それでいいと思う 前も言ったけど僕がついてる…だけどね、君ひとりの問題ではないんだ お母さんとしっかりお話をしないといけない」
こんな最低な私の頭を優しく撫でてくれる吹雪さん。さっきはごめんね動揺しちゃって って...そんな悲しい顔で謝らないでよ。
▽
家の外で吹雪さんが待ってくれている、家に入るとお母さんと目があい 久しぶりにちゃんと見たその顔は 泣き疲れたのか瞼が痛々しい程に腫れ 顔は青ざめてた。
いつから溝ができていたのだろう…
「お母さん」
その言葉も何だか、久しぶりな気がした。
「…こっちに座りなさい」
向かい合うように座ってあの紙を出された。
「どうするの」
「…わからない」
「父親は誰なの」
「……わからない」
深くため息を吐き、私の手を握ったお母さん。
「一週間 考えなさい」
「……わかった」
「それでもまだ答えが出ないなら…」
「…わかった」
高いビルから突き落とされた気分の私は ただただアイボリーの壁を見つめることしか出来なかった。
20140123
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